【シンガポール現地レポート】ポストコロナのシンガポール旅行はサイクルツーリズム?

  • 2022年4月20日

シェアサイクルアプリ(中級者向け)
 街中にシェアサイクルが駐輪されています。アプリ(英語)をインストールしてアカウント作成。クレジットカードで一定額(数百円程度)をアカウントにチャージすると利用可能。ロックの解除は自転車についているQRコードをスキャン。

乗り捨てできるのがシェアサイクルの魅力

個人レンタル(上級者向け)
 シンガポール在住の個人がバイクを貸し出すサービスがあるようです。例えばこのサービスはイギリスの高級折り畳み自転車のブロンプトンを貸し出しているようです。折り畳み自転車であれば、雨天時などに折り畳んで電車やバス、タクシーにも乗せられるので便利そうですね。

 日本において、駅前で自転車をレンタルして観光地巡りする旅行スタイルは目新しいことではありません。個人的にはシンガポールは日本に比べると観光客向けのレンタルサイクルビジネスやサービスがもう少しあっても良い気がしています。シンガポール国民は起業意識が高いので、コロナで火がついたサイクリングが今後新たな観光ビジネスとして展開されるであろうと期待しましょう!

最後に

 今回はサイクリングとシンガポールの観光を絡めた記事を簡潔ながら書かせていただきました。この2年間弱、国境が閉ざされたり在宅勤務が浸透したことで、新しい趣味の発見や生活習慣の見直し、改善によってサイクリング人口が増加したのは、シンガポール以外の国々でも同じだと思います。セグメント的にはニッチ層ですが、今後の訪日インバウンドの中にも気候が良く様々な景色が楽しめる日本で、本格的にサイクリングを主にした旅行(輪行)を楽しみたいと思っている方々もいるはずと考えています(瀬戸内しまなみ海道など有名ですね)。コロナによって生まれた需要や流行を軸にポストコロナの訪日旅行の可能性を考えてみるのも面白いですね。日本も本格的にコロナからの回復を期待できるステージに入ってきたと思いますので、観光業界の動向を引き続き注視していきたいと思います。

石原真
シンガポール在住11年目。2021年4月までF-ness International (Singapore)にて主に海外営業とオペレーション管理を担当。現在は旅行業界からSaaS業界にシフトし、新たな挑戦の真っ只中にいます。