出先でも便利に快適にネットを楽しめるツールであるポケット型WiFiですが、やれ「クラウドSIMが最高!」とか「やっぱりWiMAXが一番だ」など評価は人それぞれなので、どの会社を選べばよいかなかなか絞り込めないという方も多いはずです。
また、最近は使えるデータ通信量やそれに伴う料金体系なども会社によって異なるため困りもの。
という訳で今回は、数あるポケット型WiFiの中でも、データ量を気にすることなく好きなだけ使えるという触れ込みで人気を集めている、いわゆる「無制限」のポケット型WiFiについてその実情や料金比較、選び方のポイントまで詳しく解説いたします。
ポケット型WiFiの無制限は「完全な無制限」ではない?!

いつでも好きなだけネットを楽しめる、お得で使い勝手の良いポケット型WiFiを持ちたいからといろいろ下調べしていると、「データ無制限で使える!」などと表記している会社の公式HPや、ユーザーによる口コミ・評判を見かけることがあるはずです。
しかし、2022年現在の話をすると、残念ながら「完全無制限」で利用できるポケット型WiFiは、日本中どこを探しても存在しません。
ではなぜ、ポケット型WiFiをリリースしている通信会社が大っぴらに「無制限」というワードを宣伝に使っているかと言えば、下表で示す「通信制限がかかるケース」に当てはまらなければ、文字通り「データ量無制限」でネットを利用できるからです。
通信会社 | 通信制限がかかるケース |
---|---|
WiMAX系 | 一定期間内に大量の通信をした場合 |
docomo | ネットワーク混雑時・大量通信時 |
楽天モバイル | 公平なサービス提供のため(公平なサービス提供が阻害される場合) |
クラウドSIM各社(「ZEUS WiFi」「THE WiFi」「Mugen WiFi」「AiR-WiFi」など) | 50GB.100GBなど、各社・各プランの記載データ量に達した場合 |
ご覧いただければわかる通り、WiMAX系・docomo・楽天モバイルに関しては、実質的にはデータ無制限で使用できるものの、表現は異なる通信会社側の判断で急に通信制限がかかることもあるため注意が必要です。
また、WiMAXはこれまで「3日間で15GB」という明確な基準で通信制限がかけられていましたが、2022年2月の規制緩和により、公式HP上でも「一定期間の大量通信」というあいまいな表現に変わりました。
ただし、一部の既存プラン(UQWIMAXのギガ放題プランなど)では、契約時の規制である「3日で10GB 」での速度制限は継続しているようなので、規制緩和された新プランの方へプラン変更す売ることをおすすめします。
なお、クラウドSIMを使ったポケット型WiFiサービスは、低価格かつ定額・通信量無制限で利用できる点が大きな特徴で、以前は「無制限WiFi」という異名で人気を集めていましたが、こうっへいなデータ通信環境を阻害するという理由で規制がかかり、2020年9月頃からは無制限通信ができなくなりました。
無制限のポケット型WiFiはほとんどの人にとって不要

ところで、ポケット型WiFiを提供している通信会社はこぞって無制限を売りに、し烈極まりない顧客獲得競争を繰り広げていますが、実際問題ユーザーにとって「データ使用料無制限」は必要不可欠なサービスだと言えるのでしょうか。
国内最大級のクラウドソーシングサービスで、仕事にプライベートに常時ネットを使用している多くのネットユーザーが登録する「ランサーズ」が、ポケット型Wi-Fi利用者200人に対して2021年実施したアンケートによると、「月に100GB以上」の通信料を使っている人は全体のわずか3%(6人)だったのだとか。
さらに、月50GB ~100GBの方も1割程度で、50GB以下の方が全体の8割以上を占めていたことから、ほとんどの人が月50GBあれば十分で、100GB以上の大容量が必要な人は「ごく少数派」であることが良くわかります。
これはあくまでも、いちクラウドソーシングサイトの実施したアンケート結果なので、ネットユーザー全体を明確に示したものではありませんが、自宅では固定回線や据え置き型WiFiを併用しているケースを加味すると、無制限のポケット型WiFiが不可欠かと言われれば正直疑問が残ります。
とはいえ、今後ネット依存型の社会構造は「拡大」こそすれ「縮小」することは考えにくく、それに応じて各ユーザーのデータ通信量も、どんどん膨らんでいくことが予想されます。
そのため、現時点での通信量だけではなく、将来的に膨らんでいくであろう通信量も考慮に入れ余裕のあるデータ通信料をしっかり確保し、月額料金とのバランスや使い勝手の良さ、固定回線やスマホなど他の通信手段との併用まで意識し、ポケット型WiFiは選び抜く必要があります。
そういった意味で考えると、毎月定額で通信制限にさえ気をつけておけば、好きな時に好きな所で、好きなだけ思う存分快適にネットを利用できる「無制限のポケット型WiFi」は、これからの時代に欠かすことができない、「生活必需品」になるかもしれません。
無制限のポケット型WiFiを選ぶときのポイントと注意点

ここまで、無制限ポケット型WiFiの実情とその必要性について解説してきましたが、世の中には無制限と謳っているポケット型WiFiが数多く出回っており、それぞれプランの概要や特徴、そして料金設定などが異なります。
そこでこの項では、自分にピッタリの無制限ポケット型WiFiを選ぶポイントと注意点について、整理しておきましょう。
普段自分が使っているデータ量をしっかり把握しておく

先程述べた通り、現状一切通信制限を気にすることなく、文字通り好きなだけデータを使える「完全無制限」のポケット型WiFiは存在しませんが、規制緩和と自由化によってほぼそれに近い「無制限級」と呼べるポケット型WiFi及びプランはいくつもリリースされています。
ただ、「無制限級」ポケット型WiFiのプランは「制限付き」ポケット型WiFiのプランより、基本的に月額料金設定が高いのがネックです。
そして、これも先程提示したように、ほとんどのユーザーは「データ無制限」のポケット型WiFiが必要な状況ではなく、例えば平均して「月10GB」程度としか使っていないのに、「ギガ放題」などの無制限級プランに加入してると、差額分が毎月「無駄」になってしまいます。
また、ポケット型WiFiは出先でも固定回線を引いている自宅と同じように快適な環境下でネットをどこでもいつでも利用できるのが最大の魅力で存在意義でもありますが、「制限付き」のプランに入っていてすぐに通信量がオーバーし通信制限がかかるようだと、その魅力と存在意義が半減してしまいます。
ですので、「無制限級ポケット型WiFi」を契約する前に、普段自分が使っているデータ量を把握し、本当に無制限級のポケット型WiFiが必要なのか、もう一度確認するようにしましょう。
現在なんらかのポケット型WiFiを持っていて、それが暑中通信制限に引っかかるからプランや通信会社を変えてみよう、なんてケースの場合は容易に比較対象できるので問題ありませんが、「初めてポケット型WiFiを使う」という方は、基準がないため比較に苦労するかもしれません。
そんな時は、ポケット型WiFiと同じく普段出先でネット通信などを行っているはずの「スマホ」を取り出し、毎月当たりの使用通信データ量をチェックしてみましょう。
iPhoneにしろAndroidにしろ、スマホ端末から毎月のデータ量(目安)をチェックできるはずなので、それを参考にすれば自分の出先でのデータ通信量がある程度把握できるはずです。
なお、主だったネット利用サービスのデータ使用料、及び100GBでどの程度利用できるかの目安を提示しておきますので、こちらを参考に自分が1ヶ月当たりどの程度データを使用しているか、またはどの程度データ量が必要かを計算してみてください。
サービス内容 | データ使用量 | 100GB当たり |
---|---|---|
LINE(メッセージ) | 30MB/100通 | 2万通分 |
400MB/1h | 250時間分 | |
画像のDL・UP (スマホ・デジカメ標準) | 約3~5MB/1枚 | 2万枚分 |
パワポ資料のDL・UP (10ページ+画像10枚構成) | 30.15MB/1資料 | 3300資料分 |
メール (300文字程度のテキストのみ) | 5KB/1通 | 2千万通分 |
ネット閲覧 (Yahoo!トップページ) | 約16MB/1h ※40ページ閲覧想定 | 6250時間分 |
LINE(通話) | 約25MB/1h | 4000時間分 |
NETFLIX (スタンダード:高画質(HD)) | 約1.2GB/1h (動画により変わる) | 83時間分 |
ZOOM | 600MB/1h | 166時間分 |
Youtube (自動選択=480~720p) | 360p:約200MB/1h 480p:約450MB/1h 720p:約700MB/1h 1080p:約1.3GB/1h | 222時間分 〜 142時間分 (自動選択設定時) |
GoogleMAP | 15MB/1h | 6666時間分 |
Youtube 音楽再生 | 約132MB/1h ※1曲5分高音質の場合 | 757時間分 |
LINE(ビデオ通話) | 約300MB/1h | 333時間分 |
Amazon Prime Video (スタンダード:高画質(HD)) | 約700MB/1h (動画により変わる) | 142時間分 |
各ポケット型WiFiの「実質的な」使用可能データ量を知っておく

データ無制限プランの存在するWiMAX系・docomo・楽天モバイルに関しては、「通信制限がかかるまで」が「実質的な使用可能データ量」ということになりますが、「3日で15GB」というWiMAX系の明確な基準が廃止された今、使用可能データ量の具体的な数値を知るすべは残念ながらありません。
通信会社 | 通信制限がかかるケース |
---|---|
WiMAX系 | 一定期間内に大量の通信をした場合 |
docomo | ネットワーク混雑時・大量通信時 |
楽天モバイル | 公平なサービス提供のため(公平なサービス提供が阻害される場合) |
再提示した表を見てもわかる通り、3社とも曖昧な表現に留まっており、「1日に50GB使っても制限がかからなかった。」という声もあれば、「1日10GBも使ってないのに通信制限がかかった。」という声もチラホラ見受けられます。
また、過去には無制限を謳って隆盛を極めていたクラウドSIM系ポケット型WiFiが、ユーザー急増による回線圧迫・障害発生の影響で「無制限」ではなくなり、制限付きのみの提供になっていることから、今は問題なくとも今後制限ガッカリやすくなり、実質的に利用できるデータ量が変化する可能性も。
以上のことから、「無制限級」ポケット型WiFiの実質的な利用可能データ量はリアルタイムで変化するものと考えた方が良く、どの会社がどの程度のデータを利用できるかについては、こまめに口コミ・評判をチェックして自ら判断していくしかないようです。
一方、クラウドSIMは無制限こそなくなりましたが、50GB ~100GB の大容量プランはリリースされていますし、1つのSIMで通信制限がかかると別のSIMに移行するため、通信制限が非常にかかりにくい(絶対に勝っ駆らないということはないが…)という大きなメリットはまだ生きています。
実質的で具体的な利用データが明確という点では、クラウドSIMの方が無制限を提供しているWiMAX系・docomo・楽天モバイルより分かりやすいため、前項で触れた「毎月当たりの使用通信データ量」チ相談のうえ、加入するポケット型WiFi会社・プランを決めましょう。
通信速度・サービス提供エリアも重要!

いくら無制限もしくは超大容量の通信データ量が利用できても、「通信速度」が遅く動画やネットゲームの動きがカクカクしていたり、画像や音楽のダウンロードにやたら時間がかかるようだと、快適なネット環境だとは到底言えません。
そして、一言でポケット型WiFiと言っても、使用回線や通信会社、端末によって平均の通信速度が異なり、あくまでも民間のネット関連情報サイトによる調査結果にすぎませんが、下表のとおり誤差とは言い難いハッキリとした「通信速度の差」が生じているようです。
通信会社 | 平均通信速度 |
---|---|
WiMAX+5G | 約60.93Mbps |
ドコモ SIM | 約15Mbps |
SoftBank SIM | 約17~20Mbps |
楽天モバイル | 約18Mbps |
クラウドSIM | 約15~18Mbps |
見るとWiMAX+5G が圧倒的には約残りは正直横ばい、意外にもドコモSIMが再開となっていますが、一般的に10~15Mbps出ていればストレスなくネットを使えるレベルに達しているため、どれを選んでもそこまで不便さを感じることはないでしょう。
ただ、出先で会っても高画質の映像を長時間視聴する方や、クラウドを通して大横領のでたをやり取りするようなヘビーユーザーに関しては、平均通信速度的にかなり余力のある「WiMAX+5G 」をチョイスすべきだと考えています。
やっぱり「月額利用料金」も気になるところ
無制限ポケット型WiFiを求めている方は、基本的にある程度利用料金を支払ったとしても、外出先でデータ量を気にせずネットを存分に利用したい方が多いはず、ですがやっぱり月額利用料金は安いに越したことはありません。
現在のポケット型WiFi市場を月額料金設定の面で整理すると、大容量プランも存在しますがデータ量に制限がある関係上、クラウドSIMのポケット型WiFiが月額料金的に最も安く、プロバイダー系WiMAXやY!mobileなどのサブブランドとau系が続き、ソフトバンク・docomoが最も高くなっています。
また、新規参入組と言える楽天モバイルは初期費用・月額料金が安く気軽に申し込めることを売りに勢力拡大を図っており、データ容量無制限で月額料金3,278円(税込)という価格設定は、ポケット型WiFi業界全体を見まわしても、かなり安い部類に入ります。
ちなみに、プロバイダー系のWiMAXポケット型WiFiと、本家であるUQコミュニケーションズ、及びその母体であるauのポケット型Wifiは、使用している回線がすべて共通するため、端末が同じであればサービス提供エリアや通信速度などといった基本スペックも同じです。
つまり、両者の違いは提供会社のネームバリューと月額料金だけということになるため、少しでも安いWiMAX系ポケット型Wifiを求めているのであれば、UQ・auよりプロバイダー系WiMAXを選ぶべきでしょう。
契約の「縛り」があると安易に解約や変更ができない?

ここでいう契約の「縛り」とは、各通信会社がプランごとに定めている「最短契約期間」のことで、概ね2~3年が狩猟となっており、この期間は契約更新月以外のタイミングで解約すると、解約違約金が発生してしまいます。
解約違約金なんて無駄なお金は払いたくないから、解約や乗り換えなどの行動が制限(束縛)される、という意味から「縛り」と呼ばれているのですが、最近では平均よりぐっと短い「1年縛り」や、中には縛り期間を全く設けていない通信会社やプランも登場しています。
ただ、縛り期間が2~3年と長いポケット型Wifiをの方が、縛りなしや短いポケット型Wifiより、月額料金が安く設定されている傾向にありますし、一部の通信会社には他社からの乗り換えで発生する解約違約金を負担するキャンペーンやサービスを展開しているので、一概に縛りがあるから契約しない方が良いという訳でもありません。
とはいえ、ポケット型WiFiを含めIT業界の進歩や発展スピードは目覚ましいものがあり、今後どれ程優れたサービスが出てくるか誰にもわかりせん。
「これはいい!」という新サービスやプランが登場し乗り換えたいと考えても、「縛り」期間中は気軽に契約を解除することができませんから、新しいもの好きでよいものにはドンドン乗り換えたいというタイプの方は、縛り期間の短い所や、縛りなしのポケット型WiFiを選ぶべきでしょう。
無制限のポケット型WiFiおすすめ4社を比較
さてここからは、障害発生の余波でも制限が提供できなくなってしまったクラウドSIM系ポケット型WiFiを除く、「無制限級」のポケット型WiFiの中から、料金設定・サービスなどの総合力で特におすすめと当サイトが考えるところを、4社厳選し紹介したいと思います。
サービス名 | 無制限プランの月額料金 | 最大通信速度(下り) | 使用通信回線 | 特徴・長所 |
---|---|---|---|---|
BroadWiMAX | 円 | Mbps | WiMAX・au回線 | |
カシモWiMAX | 円 | Mbps | WiMAX・au回線 | |
GMOとくとくBB WiMAX | 円 | Mbps | WiMAX・au回線 | |
Rakuten WiFi Pocket | 円 | Mbps | プラチナバンド(障害物に弱い) |
上表で示した4社はいずれも、人気・実力共にトップクラスのポケット型WiFiですので、是非サービス選択の参考にしてみてください。
お得なキャンペーンが魅力!「BroadWiMAX」

巷のは数多くのプロバイダ系WiMAXが存在しますが、そのトップバッターとして紹介するこの「BroadWiMAX」は、安定したサービス提供と業界最安水準の価格設定が支持され、 2021年に行われたマーケティングリサーチの調査では、見事顧客満足度第1位に輝いています。
【無制限プラン(ギガ放題プラス)の概要】
使用回線 | au 5G、WiMAX 2+、au 4G LTE、 |
---|---|
契約期間 | 2年 |
対応エリア | 全国 |
月額料金 | 開始月:1,397円(日割り) 1ヶ月~:3,883円 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 端末代金:21,780円(SCR01) 初期費用:20,743円 |
キャンペーン内容 | 初期費用20,743円が無料になる「web割キャンペーン」 違約金当社負担乗換えキャンペーン |
解約金 | 3,883円 |
【運営会社概要】
会社名 | 株式会社Link Life |
---|---|
本社所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田1-2-33-7F |
設立 | 2008年2月 |
代表者 | 織田 晃宏 |
従業員数 | 782人(グループ連結)(2021年2月) |
事業内容 | インターネットホームページ企画、制作、管理 電気通信事業法による電気通信事業及び、電気通信事業の代理店業務 電気通信に係るコンサルタント業務 |
運営会社である「株式会社Link Life」は新進気鋭のIT系ベンチャー企業ですが、その母体である株式会社 ALL CONNECT(オールコネクト)は、数多くの子会社を傘下に持つ売上高500億円を超える大企業なので、信頼性や安定感も申し分ありません。
ここで紹介している「ギガ放題プラス」には「2年」の縛り期間が設けられていますが、縛り期間中にも資解約してもその違約金は「3,883円」とそれほど高額ではありませんし、何より毎月の月額料金がデータ使い放題で「3,883円」と業界最安レベルなので、気軽に加入することができます。
また、月当たり200円程(月額4,070円)プラスすれば、いつ解約しても違約金が発生しない縛り期間一切なしの「ギガ放題フリープラン」も用意されているので、ちょくちょく端末や通信会社を乗り換えるという移り気な方は、こちらをチョイスすると良いでしょう。
やや初期費用が高くつく点が気になると思いますが、Web申込&クレカ払いを選択し、指定オプションサービスに初回加入(商品到着後に無料で解約可能)すると、もれなく初期費用が無料になる「web割キャンペーン」を利用すれば問題ありません。
料金がシンプルで分かりやすくそして安い!「カシモWiMAX」

続いて紹介するカシモWiMAXは、複雑な受取条件のある高額キャッシュバックやオプションへの加入を求める割引制度などでお茶を濁すのではなく、シンプルで分かりやすく、そしてずっと変わらない低価格設定の月額料金で人気を集めている、プロバイダー系ポケット型WiFiです。
【無制限プランの概要】
使用回線 | au 5G、WiMAX 2+、au 4G LTE、 |
---|---|
契約期間 | 縛りなし |
対応エリア | 全国 |
月額料金 | 初月:1,408円 翌月以降:4,378円 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 |
キャンペーン内容 | Amazonギフト券10,000円分プレゼントキャンペーン |
解約金 | 0円(縛りなし。ただし、端末分割期間が残っている場合は残債分の請求あり。) |
【運営会社概要】
会社名 | 株式会社MEモバイル |
---|---|
本社所在地 | 〒130-0014東京都墨田区亀沢3-3-14 |
設立 | 2016年7月27日 |
代表者 | 代表取締役社長 加茂 知之 |
従業員数 | ー |
事業内容 | MVNO事業 |
運営会社は一部上場企業のグループ会社ですから安心ですし、店舗なし・過剰な広報活動なしの運営スタイルで経営コストを極限まで引き締めることで、業界屈指の低価格を実現しています。
また、料金のわかりやすさや加入しやすさをもっととするこのカシモWiMAXでは、業界に先駆けていつ解約しても一切解約違約金が発生しない「縛りなしプラン」を2022年7月にリリース。
さらに、端末料金の分割払いにかかる費用が毎月(合計36ヶ月間で清算)割引される「端末分割サポート」を適用し清算期間以上契約を続けると、「Speed Wi-Fi 5G X11」や「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」と言った最新のポケット型WiFi端末が、実質無料でゲットできます。
ただし、清算期間以内に解約した場合、例えば契約から2年でカシモWiMAXを解約すると、残った1年間分の端末分割料金の残債分が請求されます。
とはいえ、完全に無駄な出費になってしまう解約違約金と異なり、請求された残債分を支払えばその端末は自分のもの、SIMさえ入れ替えれば他社でも引き継ぎ使用できるため、必ずしも損になるとは言えません。
他社回線からの乗り換えでキャッシュバック!「GMOとくとくBB WiMAX」

ポケット型WiFi業界最安レベルの月額料金設定と、プロバイダ系WiMAX最高水準のキャッシュバックを武器に多くのユーザーを集めている「GMOとくとくBBWiMAX」は、その名前でもわかる通り東証一部上場企業のGMOインターネット株式会社が運営しています。
【無制限プランの概要】
使用回線 | au 5G、WiMAX 2+、au 4G LTE、 |
---|---|
契約期間 | 2年 |
対応エリア | 全国 |
月額料金(割引適用時) | 端末発送月:月額料金の日割り 1~24ヶ月目:3,553円 25~35ヶ月目:4,103円 36ヶ月目以降:4,280円 端末代金:605円(36回払い) |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 |
キャンペーン内容 | 他社乗り換えキャッシュバック 月額料金割引 |
解約金 | 1,100円(25ヶ月目以降は違約金なし) |
【運営会社概要】
会社名 | GMOインターネット株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー 4~14階・総合受付11階 |
設立 | 1991年5月24日 |
代表者 | 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿 |
従業員数 | 7,133名(2022年6月末日時点 企業グループ合計数) |
事業内容 | インターネットインフラ事業 インターネット広告・メディア事業 インターネット金融事業 暗号資産(仮想通貨)事業 |
運営会社の知名度・信頼性の高さもさることながら、最大の魅力・メリットは豪華極まりないキャンペーンと割引サービスの充実度、他社からの乗り換えユーザーを対象とした最大49000円(※1)の大型キャッシュバックキャンペーンが展開されているため、負担を気にせず気軽に乗り換えることができます。
※1・・・ネット回線の解約にかかわる解約違約金や端末残債等の合計が「~20,000円(税抜)未満」の場合は23,000円、「20,000円(税抜)以上~」の場合は49,000円キャッシュバック還元。
また、56914円相当(※2)が月額料金から割引されるキャンペーンを適用すれば、24ヶ月目まで3553円という業界最安水準の月額料金で、ゲームや動画などで思う存分データを使い、ネットを楽しむことができます
※2・・・1ヶ月~24ヶ月は通常料金5,302円が3,553円(1,749円×25回=43,725円)、25ヶ月~35ヶ月は通常料金5,302円が4,103円(1,199円×11回=13,189円)で合計56914円相当の値引きになる。
気になる縛り期間は2年で、縛り期間内にもし解約してもその違約金は1,100円と良心的なのでそちらはあまり気にならないかもしれませんが、端末代金支払期間中(36ヶ月以内)に解約した場合は、端末代金の残金分を一括請求されるので注意が必要です。
サービスエリア内ならココ一択かも?「Rakuten WiFi Pocket」

ドコモ・au・ソフトバンクに次ぐ第4の大手キャリアとして名乗りを上げた楽天モバイルは、既存の3大キャリアからユーザーを奪い取るため積極的な宣伝活動と手ごろな料金設定を打ち出し、じわじわその存在感を高めています。
そんな楽天モバイルがリリースしているポケット型WiFiがこの「Rakuten WiFi Pocket」で、同社のスマホと同様に、「Rakuten UN-LIMIT VII」と名付けられたポケット型WiFi用プランも、1ヶ月のデータ使用量に応じて料金が変動する「ワンプラン」になっています。
【無制限プランの概要】
使用回線 | au 5G、WiMAX 2+、au 4G LTE、 |
---|---|
契約期間 | なし |
対応エリア | 全国(無制限は楽天エリア限定) |
月額料金 | 3GBまで:1078円 20GBまで:2,178円 20GB以上無制限:3,278円 |
初期費用 | 事務手数料:無料 |
キャンペーン内容 | 楽天市場ポイント最大6倍 楽天グループサービス無料 新プラン記念キャンペーン(1GB未満なら実質無料、11月請求分まで。) |
解約金 | いつでも無料 |
【運営会社概要】
会社名 | 楽天モバイル株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス |
設立 | 2018年1月10日 |
代表者 | 代表取締役会長 三木谷 浩史 |
従業員数 | 4,621人(2022年1月1日現在)※正社員、契約社員を含む |
事業内容 | 電気通信事業法に基づく電気通信事業その他通信に関する事業 |
ワンプランについてもう少し詳しく説明すると、通常ポケット型WiFiはプランは5GB・20GB・50GB・100GBそして無制限というように上限のデータ量がプランごとに決められていて、上限データ量が増えるほど月料金は上がり無制限プランが最高額プランとなります。
一方、楽天モバイルの「ワンプラン」は、3GBまでは1078円、20GBまでは2178円、それ以上はいくらデータを使っても3278円という、使った分に応じて料金が決まる「スライド料金制」になっているため、「大きいプランにはいいたのに今月はあまりデータを使わなかったから怒田になってしまった。」というケースが起きにくくなっています。
ポケット型WiFiを使っているまたは使おうと考えているユーザーには、固定回線や置くだけWifiを併用している方も多く、その場合「今月は外出時のネット使用が少なくデータ量が伸びなかった」とか、反対に「リモートワークが増えてデータ量が膨らんだ」などといったケースもあるはずです。
このように、月によって使用するデータ量がコロコロ変わるユーザーの場合、使いすぎて速度制限に引っかかったり、使わな過ぎて月額料金が無駄になることもあり得る通常のポケット型WiFiより、ワンプランの「Rakuten WiFi Pocket」の方を選んだほうが有利かもしれません。
ただし、Rakuten WiFi Pocket は月3278円を支払えば「無制限」ですが、それは楽天自身の通信エリア内限定で、エリア外の通信(パートナー回線としてauの回線を使用)が5GBを超えると速度制限がかかってしまいます。
楽天モバイルの通信エリアは年々拡大し、楽天側の公式発表によると現時点で時効カバー率96%に達しているそうですが、エリア外のユーザーからは「すぐに速度制限がかかって困る」という声が、些少なりと上がってきているのも事実です。
しかし、楽天モバイルには縛り期間がなく、いつ解約しても解約違約金を請求されないばかりか、通常どこの通信会社でも発生する契約事務手数料も0円ですから、自分の行動エリアが楽天モバイルのサービスエリア内に入っていて、「無制限」を体感できるか試してみるのもアリです。
なお、7月1日より旧プランから現在の新プランに「自動更新」されており、っ従来プランの売りの1つであった「1GB以下なら月額無料」は廃止となり、1GB以下でも3GB以下と同じ「1078円」の月額料金が発生するようになりました。
そして、移行準備期間である現在は、1GB以下の方対象にプラン料金相当の楽天ポイントをプレゼントするキャンペーンや、楽天グループ系列のサービスやアプリを一定期間、無料で利用できる特典が用意されています。
無制限のポケット型WiFiに関するよくある質問
- 完全無制限WiFiでおすすめは?
-
ここでいう「完全無制限」の定義を「一切通信制限がかからず、好きなだけいつでもフルスペックの通信速度が得られる。」とするなら、この回答にお答えしている時点で、「完全無制限」と呼べるポケット型WiFiは存在しません。
また、工事なしで手軽に自宅で快適なネット閑居を得られる「置くだけWifi」にしても固定回線を利用する「光回線」にしても、ポケット型WiFiと同様に通信制限がかかることがあります。
ただ、モバイル回線を利用しているポケット型WiFi・置くだけWifiと異なり、自宅のルーターまでは有線通信を行っている光回線は通信制限がかなりかかりにくくなっています。
一般的に1日30GB以上で制限がかかるようですが、そうなると1ヶ月当たり900GB以上データを使用する計算になります。正直、1つの回線でそれだけの通信を行っている方はほとんどいないでしょうから、事実上おすすめできる「完全無制限WiFi」は、光回線一択ということになります。
ただし、光回線はポケット型WiFiと違い工事を行う時間が必要ですし、初期費用・月額料金共に割高です。また、当然ながら固定回線であるひかりは持ち運びできるわけではないので、完全無制限か否かにこだわりすぎることなく、予算や用途と相談の上、自分にピッタリのWifiを選ぶようにしましょう。
- 上限なしのポケットWiFi型はどれ?
-
通信制限にさえかからなければ、どれだけ通信データを使用しても毎月定額でOK、という上限なしのポケット型WiFiは、WiMAX系(au・UQ・各プロバイダなど)、ソフトバンク・ドコモとそのサブブランド、楽天モバイルです。
ただし、楽天モバイルに関しては上限なしでデータを使用できるのが楽天回線エリアのみになるため、契約前に自分の行動範囲が楽天エリア内に収まっているか、事前確認することをおすすめします。
なお、「どこよりもWiFi」や「AiRWiFi」などのいわゆるクラウドSIM系ポケット型WiFiも以前はデータ量の上限なしプランをリリースしていましたが、ユーザー集中による通信障害発生などの影響で、現在は50GB ・100GB・200GBなどの大容量プランのみの提供になっています。
- 出来ればすぐに使いたいけど無制限ポケット型WiFiは、申し込みの即日に届くの?
-
せっかく契約をしたのならできる限り早く使いたいと思うのが心情。
ですが、実店舗を持たないことでコストをカットし、低価格を実現しているプロバイダ系のポケット型WiFiの場合、どうしても商品の受け渡しが郵送になるため、契約の即日に発送されたとしても、手元に届くのは2~3営業日後になってしまいます。
一方、docomo・スフトバンク・auの3大キャリアとそのサブブランド、及びに楽天モバイルに関しては有人店舗が各所に多数存在するため、店舗に赴いて契約を締結し端末が在庫してさえいれば、来店契約することで即日中に使用を始めることも可能です。