【シンガポール現地レポート】ポストコロナのシンガポール旅行はサイクルツーリズム?

  • 2022年4月20日

日本人観光客がシンガポールに来たら?

 では、具体的に観光客とサイクリングの親和性に関して話をしたいと思います。まず楽しみ方ですが以下の2パターンが考えられます。

自転車を観光移動手段として利用する
 例えば、シンガポールフライヤー(観覧車)にあるレンタルショップを起点に、マリーナ・ベイ地区の観光名所(マーライオン等)を巡り、その足でチャイナタウン地区、リトルインディア地区、オーチャード地区まで足を伸ばすなんてこともできてしまいます。歩くと時間がかかるけど、タクシーを呼ぶまでの距離でもない移動の際に大活躍しそうです。そしてもう1つのメリットは、通常バスやタクシーで通り過ぎてしまう界隈を、自転車であれば自由に立ち止まることができ、思いがけない観光スポット、風景、お店等に出くわす可能性があることかもしれません。目的地を決めずに気が向くままに自転車で街中を観光するという日程を、1日ぐらいは組み込んでも面白いかもしれません。

市内から少し離れればシンガポールらしくない素朴な風景にも出会えます

サイクリング自体を楽しむ
 アクティブ派には明け方や夕方から夜にかけての比較的に涼しい時間帯に、中・長距離をサイクリングで楽しむというのもアリだと思います。例えば、前述したマリーナ・ベイ地区からチャンギ空港を目指したり、普段観光では訪れないような住宅エリアまで風景の変化を楽しみながら足を伸ばしてみるという楽しみ方もあるかもしれません。これも治安が良いとされるシンガポールでしか楽しめない観光スタイルかもしれません。また、出張で来られた方がジムやジョギングに代えてサイクリングというのも、新たなビフォー・アフター6の楽しみ方になり得るかもしれません。

 では、肝心の自転車のレンタルは、現在あるオプションは下記になるかと思います。

サイクリングツアー(初心者向け)
 ググってみるとガイド付きのサイクリングツアーはいくつか出てきました。ガイドさんがいるので安心で効率よく観光できそうですが、行程は決まっているので自由度は低いかもしれません。

レンタルバイクショップ(初心者向け)
 一番観光客が気軽に借りやすい場所は観覧車シンガポールフライヤーのあるビルになるかと思います。レンタルの際に身分証明として要パスポート。

GoCyclingのfacebookページより

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