年末年始の海外旅行、日数増加、欧州伸びる-フォートラベル調査

  • 2012年12月4日

 フォートラベルが会員を対象に実施した「2012-2013年 年末年始の過ごし方」に関するアンケートによると、海外旅行を予定する人の旅行期間は平均7.9日で、昨年よりも0.9日増加した。海外旅行を予定する人の平均休暇日数も0.9日増の9.1日となっており、過ごし方別で最も長かった。今年は暦の並びがよく、全体的に休暇が長期になる傾向があるという。休暇自体の平均日数も昨年より0.8日増の7.6日だった。

 海外旅行を予定している人の行き先は、「アジア」(50.0%)が最も多く、次が「ヨーロッパ」(24.1%)だった。昨年よりも、アジアが8.3ポイント減少したのに対し、ヨーロッパは3.2ポイント増加となった。海外旅行先を選んだ理由とし「長い休みがとれたため遠くに出かけたい」と回答した人が多く、フォートラベルでは遠方への旅行需要が高まっているとみている。

 手続き状況に関しては「既に予約が完了している」が69.1%、「手続き・調整中」が13.7%、「予約を開始していない」が16.0%となった。82.8%の人が予約手配に着手しており、昨年の同時期の調査と比べても3.8%増加している。

 また、年末年始の予定が決まっている人は83.4%、決まっていない人が16.6%。決まっている人のうち最も多い過ごし方は「自宅中心で過ごす」の34.1%。「海外旅行」(26.0%)は2番目に多く、「帰省」20.5%、「国内旅行」が12.7%、「日帰り旅行」が2.7%となった。昨年に比べ「海外旅行」が2.9ポイント増加、「国内旅行」が1.8ポイント増加、「帰省」が1.7ポイント増加、「自宅中心で過ごす」が4.6ポイント減となっている。

 同調査は11月9日から11月15日まで実施し、有効回答数は1346件だった。