エースJTB、熊野古道「道普請」体験ツアー発売-熊野三山と伊勢参拝も

  • 2012年3月19日

 ジェイティービー(JTB)は3月16日、エースJTBで首都圏発「熊野三山伊勢神宮~祈りと癒しへ導く地~」を発売した。熊野三山と伊勢神宮に参拝するとともに、熊野古道を補修、清掃する環境保全活動である「道普請」を組み込み、2011年9月の台風12号にともなう紀伊半島の豪雨で甚大な被害を受けた熊野古道の復興支援をはかる。

 道普請は2009年度に和歌山県が開始した活動で、本来は道路の補修や建設を意味する。熊野古道は年間を通じて雨量の多い地域にあるため、道が傷むことも多く、世界遺産を守る目的でこれまでも保全活動が実施されてきたという。

 コースでは道普請を組み込んだ添乗員同行プラン1コースに加え、往復の交通手段と宿泊施設のみのフリープランを設定。添乗員同行プランでは語り部の案内による熊野古道ウォークに参加した後、和歌山県世界遺産センター職員のレクチャーを受け、道を補修するための土を運び、踏み固めるなど60分の作業をおこなう。さらに、熊野三山や高野山、伊勢神宮を参拝する。フリープランは2日間もしくは3日間コースで、宿泊地は本宮、勝浦、伊勢、鳥羽から選択可能だ。オプショナルプランとして「熊野古道道普請ウォーク」を用意した。

 出発日は5月から9月の特定日で、旅行代金は添乗員同行3日間プランで2名から4名1室利用の場合、大人1名5万7800円から6万5000円。