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旅先でのボランティア、経験者は少数も目的意識強く、再参加意欲は約3割

  • 2011年1月18日
 海外旅行の動機として、特に若者を中心にボランティア参加が注目され、参加を目的としたツアーを催行する旅行会社の取り組みもみられる。先ごろ、ジェイティービーが実施した旅先でのボランティア活動に関するウェブアンケートを実施、参加者の意識が垣間見えた。

 調査期間は12月2日から9日で、有効回答数は7181件。そのうち、普段からボランティア活動に参加したことが「ある」という人は22%、「強い意志や目的があったわけではないが参加したことがある」が21%で、全体の4割がボランティア経験を有していた。一方、旅先でのボランティア経験は「ある」が3%、「旅の主目的ではなかったが、参加したことがある」が2%で、全体の5%と少数。ただし、参加目的は「社会貢献をしたかった(33%)」「気持が満たされる(14%)」「一度参加してみたかった(14%)」「地元の人や文化の交流ができる(11%)」などと目的意識が強く、今後も「ぜひ参加してみたい」が28%、「参加してみてもよい」が55%。参加する利点として、「社会貢献ができる(44%)」「新しい発見がある(28%)」「気持が満たされる(11%)」と回答を寄せている。

 ボランティア活動に参加した地域のうち、海外で人気が高かったのは、1位がアメリカ、2位がカンボジア、3位がカナダ、4位がオーストラリア、5位がイギリス。今後、参加したいボランティア活動としては、「清掃活動(34%)」「森林の保護活動(27%)」「文化・芸術支援活動(13%)」「教育支援活動(7%)」「動物保護活動(6%)」などとなった。