日本旅行、こども主役の国内夏旅で取扱人員6%増へ−子ども手当ても意識

  • 2010年5月18日
 日本旅行は国内パッケージ旅行「赤い風船」の夏休み商品の販売を開始した。発地は東京・名古屋・大阪・九州で、今夏は「子どもが主役」をキーワードに、夏商戦の主力であるファミリー商品を強化。取扱い目標は全方面合計で前年比6%増の98万人とした。

 子ども向け企画では、子ども手当てを活用できるような内容と価格設定を意識した体験型オプショナルプランを用意。箱根小涌園ではTV番組「世界一ためになる授業」の先生による親子での講義受講プランや、鬼怒川・川治温泉で女将や調理部などの仕事を体験するプランなど、ほぼ1万3000以下で設定した。また、3歳から5歳のこども代金を食事・寝具無しで100円とするほか、6歳までを対象に朝食を無料でサービスする。さらに「ママ友+子どもの仲よしグループ」5名または6名限定で、7月と9月の平日・休日という比較的混雑しない期間の宿泊プランを設定したほか、総予算がわかりやすい「1室3万9000円プラン」を1室5名までで設定した。

 早期申し込み割引も強化。北海道・沖縄・九州は45日前まで(一部30日前まで)、各発地の1泊圏内の近郊宿泊方面は22日前までに申し込むと代金を割引する。たとえば、北海道4日間で1人最大8000円割引するほか、近郊方面は1泊あたり最大1500円割引となる。