
シンガポール航空(SQ)はボーイングB777型機の機内設備を順次、リニューアルしていく。SQの最新鋭機材であるB777-300ERの機内設備と同様のコンセプトで、ファーストクラスでは同型機とほぼ同様の座席を導入。座席はフルフラットになるほか、よりプライバシーが保たれた空間を提供する。また、ビジネスクラスでは革張りの座席を用い、腰への負担を軽減するランバー・サポートや6方向への調整が可能なヘッドレストを設置。エコノミークラスでもジバンシーのデザインによる座席カバーでモダンな雰囲気を演出する。これにより、座席数は14.5%減となる284席に減少。ファーストクラスが10席減の8席、ビジネスクラスが1席増の50席、エコノミークラスが39席減の226席で、ゆとりある座席配置となる。
今回はB777-300型機を対象とし、7月22日にはシドニー線のSQ231、SQ232に導入。今年10月から12月のあいだにシドニー線のSQ219便、SQ220便やドバイ線、ドバイ経由リヤド線、ドバイ経由イスタンブール線、上海線にも導入する。