デジカメの普及・・・

  • 2006年4月28日
 先月、母親と一緒に千鳥ヶ淵へお花見に行ってきました。桜の名所といわれるだけあり、満開になった桜とお堀の景色は素晴らしく目を奪われました。そのような景色を一目見ようと、千鳥ヶ淵周辺は大勢の人で賑わい、桜の景色を背景に記念撮影をする姿があちらこちらでみられました。そのうちのほとんどの人がデジカメで、それも小さく薄型の“最新型”と呼ばれるデジカメを使い、自分の思いのままにシャッターを押す。しかも年代を問わず、若者からシニアの方まで何の不自由もなくデジカメを使いこなす・・・そんな光景を見ながら「デジカメって本当に世代を問わず、普及しているんだな?」っと、再認識してしました。

 私が最初にデジカメを購入したのは4年前の2002年。その際は、デジカメ本体やメモリーの価格も今より高く、一大決心をして買った記憶があります。最近、4年前に購入したデジカメが古くなり、買い換えるために電気屋さんに行ったのですが、行ってみてびっくり!デジカメもかなり手ごろな価格のものが増え、メモリの値段もずいぶん安くなっていることに驚きました。4年前と比較してもこれだけ違うとは・・・技術革新ってすごいですね!手ごろな値段と扱いやすい機能を備えたデジカメ・・・世代を問わず普及するのも納得です。

 先日、大手カメラメーカーの「ニコン」もフィルム事業から事実上の撤退を発表するなど、老舗フィルムカメラメーカーが苦戦を強いられ、デジタル事業に移行するニュースがありましたね。「古き良きものの撤退」という視点でこのニュースについて考えると、どこか寂しさを感じます。でも、花見の際に目にした多くの方が楽しそうにデジカメで写真を撮る光景はとても微笑ましく、技術革新の利点とはこのようなところに現れるのだなと感じました。

トラベルビジョン 高橋絵美