JTB、ネット含むシステム投資を強化、3ヶ年で毎年100億円規模を想定
ジェイティービーは平成18年3月期連結決算において、インターネット販売についての取扱額は37.7%増の574億8400万円であったことを明らかにした。現在、インターネット旅行取引では楽天トラベルに押される側面もあり、楽天トラベルの公表する流通総額とJTB連結決算の2005年4月から2006年3月で比較した場合、楽天トラベルはJTBの概ね3倍となる1505億9000万円となっている。両社の数字について単純比較は出来ないものの、JTBでは今後も投資を積極的に行い、拡大する市場への対応を進めていく。
このほど会見でJTB総合企画部グループ経営情報チームマネージャーの大野章平氏は「昨年のインターネット市場の伸びは141%」との見方を示し、JTBのeコマース取扱額は伸びているものの、市場の拡大に伴うペースの伸びではないことに言及。こうした現状を踏まえ、的確な「拡大への手を打つ」との考えを示し、分社化でインターネットに特化するi.JTBでの強化を考えているという。
一方、JTBをはじめ大手各社のネット利用法はさまざま。ホームページから直接、予約・購入が可能な場合もあれば、電話番号を明記してサイトから店舗やコールセンターへ誘導する「広報・宣伝媒体」としての利用形態もある。JTBでも各支店でサイトを開設しており、単純に楽天トラベルと比較出来ない側面があることは確かだが、こうした点も考慮しても今後、サイトを含めた2008年までのシステム投資を毎年約100億円規模で実施し、対抗していく考えだ。
なお、JTBグループとしての中期経営計画での経常利益目標は2006年度が140億円、07年度は170億円、最終年度の08年度は200億円としている。
このほど会見でJTB総合企画部グループ経営情報チームマネージャーの大野章平氏は「昨年のインターネット市場の伸びは141%」との見方を示し、JTBのeコマース取扱額は伸びているものの、市場の拡大に伴うペースの伸びではないことに言及。こうした現状を踏まえ、的確な「拡大への手を打つ」との考えを示し、分社化でインターネットに特化するi.JTBでの強化を考えているという。
一方、JTBをはじめ大手各社のネット利用法はさまざま。ホームページから直接、予約・購入が可能な場合もあれば、電話番号を明記してサイトから店舗やコールセンターへ誘導する「広報・宣伝媒体」としての利用形態もある。JTBでも各支店でサイトを開設しており、単純に楽天トラベルと比較出来ない側面があることは確かだが、こうした点も考慮しても今後、サイトを含めた2008年までのシステム投資を毎年約100億円規模で実施し、対抗していく考えだ。
なお、JTBグループとしての中期経営計画での経常利益目標は2006年度が140億円、07年度は170億円、最終年度の08年度は200億円としている。