「小遣いは平均5万円、シンボルはビートたけし」、団塊サラリーマン意識調査

  • 2006年3月18日
 日本通信教育連盟(ユーキャン)は「団塊サラリーマンの意識調査」を実施。団塊世代サラリーマンのライフスタイルや世代感覚の興味深い結果が得られた。
 それによると、「“働く”ことを漢字一字で表してください」という質問には、多い順で「忍」(23.7%)、「生」(11.3%)、「苦」(5.7%)、「耐」(5%)で、“家族を養うために耐え忍ぶ”“生きるために収入を得る”と、シビアな感覚を持っているようだ。「自分の人生を100点満点で採点すると?」という質問では、仕事も家庭も80点が最も多く、満足していることも伺える。1ヶ月に使えるお金は平均5万2590円。10万円以上も12.3%いたが、定年後のイメージ(2者択一質問)は、「悠々自適」より「質素倹約」の方が多かった。
 また、団塊世代の定年後は妻が夫の世話をする時間が増えることで、妻の余暇が減り、今まで旅行や観光へ出かけていた熟年女性の需要が減るのでは?との懸念もあったが、「定年後、あなたの昼食は主にどうしますか?」という質問には「妻に作ってもらう」が51%が最も多かったものの、「自分で作る」(34.7%)、「外食する」(10.7%)など、妻に頼らない意識を持ち始めていることもうかがえる。

▽団塊サラリーマンのお気に入りは?

 ・一番好きなテレビ番組
  「プロジェクトX 挑戦者たち」(6.7%)、「日経スペシャル〜ガイアの夜明け」(3%)、
  「ビートたけしのTVタックル」(2.7%)、「その時歴史が動いた」(2%)
  「プロ野球中継」(2%)、「水戸黄門」(2%)

 ・好きな映画
  「寅さんシリーズ」(5.3%)、「サウンド・オブ・ミュージック」(4.3%)、
  「ローマの休日」(4.3%)、「スターウォーズシリーズ」(3%)、「七人の侍」(2.7%)

 ・団塊世代のシンボルだと思う人
  「ビートたけし」(32.%)、「星野仙一」(28.3%)、「武田鉄矢」 
  (23.3%)、「井上陽水」(19.7%)、「沢田研二」(14%)

 ・理想の息子
  「えなりかずき」(4.7%)、「松井秀喜」(4.3%)、「イチロー」(4%)、
 
 ・理想の娘
  「松たか子」(4%)、「宮里藍」(3.3%)、「仲間由紀恵」(2.7%)、

 ・団塊世代を言い換えるなら?
  「ビートルズ世代」(45%)、「全共闘時代」(30.3%)、「グループサウンズ世代」(28.3%)

▽旅行意欲は?
 「定年後やってみたいことは何ですか?」という質問では「国内旅行」が(68.3%)と最も多く、次いで海外旅行(54.7%)だった。また、「将来次のことをしたいと思いますか」という2者択一での質問では、「ボランティア活動」は66.7%が「したい」と回答。「海外移住」は30.7%、「宇宙旅行」は17.7%が「したい」と回答した。