タビニはこのほど、ウォルト・ディズニー・パーク・アンド・リゾートとホールセール契約を締結し、3月10日から販売を開始する。国内のオンライン専門旅行会社では初のホールセール契約となる。タビニ代表取締役社長の椎名俊造氏は「これまで、航空券に特化した形で販売を展開してきた。（タビニを利用する）多くの顧客はFIT型の旅行をしており、地上手配のサービスを拡充する第1弾」と語り、「今後のサービス拡充も積極的に考えていく」という。タビニは初年度のディズニー関連の売上を約1億円と予想している。
　今回、予約が可能となるのはディズニーUSAリゾート傘下となるフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートとカリフォルニアのディズニーランド・リゾート。フロリダのディズニー・ワールドの全19軒、カリフォルニアのディズニーランドの全3軒が予約できることから、これまでパッケージ商品では設定の少ない宿泊施設の予約も可能となったことが特徴だ。また、料金設定もファミリー層の旅行が比較的多い7月5日から9月29日の期間の最低宿泊料金が1室2名利用で1泊5300円（1人あたり料金）と値ごろ感のある設定となっている。価格競争力はウォルト・ディズニー・パークと直接契約を行うことで実現したもの。
　なお、3月10日から5月12日までの期間、ディズニー直営ホテル、入園パスの購入者に「ディズニードル」5ドル、航空券を合わせて購入すると「ディズニードル」10ドルをプレゼントする記念キャンペーンを実施する。