JTB、中国事業推進室を開設、4年後に1500億円の取扱い目指す

  • 2004年1月22日
 ジェイティービーは1月1日、本社内に「中国事業推進室」を新設した。同推進室が担う機能は(1)JTBグループの中国ビジネスの統括窓口、(2)旅行ビジネス及び旅行関連ビジネス、新規ビジネスの戦略策定、(3)中国市場の調査分析、(4)香港を初めとしたアジア地域との連携業務の主管。
 具体的な事業領域は、旅行事業では現行の日本発の日本人中国旅行と中国発の中国人日本旅行、日系企業からの旅行受注のほか、日本以外からの中国旅行や中国発の日本以外の海外旅行、中国人向け国内・海外旅行、現地に旅行販売会社を行う。また、旅行関連事業としては、現行のイベントコンベンション事業以外に、観光関連の教育事業やモチベーションビジネス、ブライダル関連も取扱う。これらの事業を通し、2008年度には2002年度の取扱額の約7倍強となる1500円の取扱を目指す。
 なお、受入と送客の営業を一体化するため、今年4月には受入を行うATC日本旅游の中国営業機能をJTB中国旅行に移管し、名称を「JTB中国」に変更する。