「SARS機内感染の可能性はほとんどなし」、WHOの見解をBOARが公表
日本への運航路線あるいは代表事務所を有する在日航空会社代表協議会(BOAR)はこのほど、航空機内で新型肺炎(SARS)に感染する可能性はほとんどないというWHOの見解を公表した。これはSARS感染者識別検査を開始した3月27日以降、航空機利用者は2億人を超えているが機内でのSARS感染例が出ていないことを受けてWHOが5月19日付で発表したもの。安全性の裏づけとして、航空機内に外気を高精度でろ過するHEPAフィルター・システムやキャビン・エアフローシステムなど効率の高い機内換気システムが設置されていること、香港やシンガポールなど、SARSの感染が大きかった地域での感染者識別検査を基準よりも厳しい対応で臨んだことを上げている。特に機内の換気システムは機内の空気を病院の手術室と同じくらい清潔に保つ効果があるという。
これらに加え、BOARでは航空機発着国における政府保健当局や空港検疫所と協力した検査やSARS関連情報の旅行者と従業員への配布、特定路線便に登場する乗客お呼び乗務員へのマスク提供や座席、肘掛など消毒箇所を増やすなどの対策を行っており、空の旅の安全性を強調している。
これらに加え、BOARでは航空機発着国における政府保健当局や空港検疫所と協力した検査やSARS関連情報の旅行者と従業員への配布、特定路線便に登場する乗客お呼び乗務員へのマスク提供や座席、肘掛など消毒箇所を増やすなどの対策を行っており、空の旅の安全性を強調している。