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訪日市場を取り込む-全旅(3) 「コース」と「ルール」が必要

研修会ではインバウンド事業をすでに行っている事例も紹介された。先進事例に学ぶ 岩手県北観光(岩手県盛岡市)は、地域交流の一環で20年ほど前から中国人の受け入れ業務を始めた。1年前にはインバウンド推進室を立ち上げ、英語や中国語ができるスタッフを常駐させている。同社の相馬高広営業企画部長は「台湾の旅行会社から地上手配を依頼されることが定着した。田舎に行ってみたいという外国人を東北へ連れてくるのが売り。東京より1カ月遅い桜のシーズンや、祭りの桟敷席を用意するなど、地元の旅行会社ならではのきめ細かな手配を心...