日本航空、20年までに成田/ベンガルール線-19年度計画も発表

  • 2019年1月23日

JLのA350-900型機(写真提供:エアバス)  日本航空(JL)は1月23日、2020年夏ダイヤまでに成田/ベンガルール(旧称バンガロール)線を開設する計画を明らかにした。ベンガルールはIT産業が盛んなことから「インドのシリコンバレー」と呼ばれる、デリー、ムンバイに次ぐ同国第3の都市。同路線の開設により、経済成長が著しいインドの南部と、日本および北米を結ぶ路線網を拡充する。

 なお、現時点で日本とインド南部を結ぶ直行便は運航されていないが、同日には全日空(NH)も19年冬ダイヤ期間中に成田/チェンナイ線の就航を発表している。成田/ベンガルール線の詳細は以下の通り。

成田/ベンガルール線運航スケジュール(開始時期未定)

便名出発空港出発時間到着空港到着時間運航日
未定NRT18時25分BLR00時05分(翌日)デイリー
未定BLR02時45分NRT14時55分デイリー

 同社はあわせて、JALグループの2019年度路線便数計画についても発表した。国際線では3月31日に成田/シアトル線のデイリー運航を開始するほか、17年のビザ取得要件の緩和以降、需要が顕著に増加している成田/モスクワ線を3月31日からデイリー運航に変更。また「JAL SKY SUITE」仕様機材を新たに成田/ バンクーバー、サンディエゴ線、関空/ロサンゼルス線にも導入する。これにより北米・欧州・豪州の長距離路線のビジネスクラスはすべて、フルフラットシートを装備することとなる。

 全日空(NH)のA380型機導入により競争が激化するホノルル線は夏季の繁忙期に加えてゴールデンウィークにも「JAL SKY SUITE」仕様のB777-300ER型機を投入。ファーストクラスサービスを提供する。

新規就航

路線便名時期機材便数備考
成田/シアトルJL068/0673月31日~787-8 (SS8)週0便→週7便
(新規開設)
発表済み

増便

路線便名時期機材便数備考
成田/モスクワJL421/4223月31日~787-8 (SS8)週4便→週7便デイリー

期間増便

路線便名機材備考
成田/グアムJL8943/8944 767-300ER(SS6)4月28日、30日、5月3日、6日運航
成田/シカゴJL8056/8055787-8(SS8)6月8日~9月3日の成田発月・水・木・土曜日
※4月28日のJL8944便、5月6日のJL8943便を除く

主な機材変更

路線便名時期変更内容
成田/ホノルルJL780/7814月9日~9月4日


4月26日~5月5日、8月8日~8月17日

9月5日~1月9日
777-200ER(SS2)→767-300ER(SS6)

767-300ER(SS6)→777-300ER(SS7)※

767-300ER(SS6)→787-8(SS8)
成田/グアムJL941/9429月1日~1月9日767-300ER(SS6)→777-200ER
※ファーストクラスを設定

JAL SKY SUITE仕様機材の投入路線拡大

路線便名時期変更内容
成田/バンクーバーJL018/0176月1日~787-8⇒767-300ER(SS6)
成田/サンディエゴJL066/0653月31日~787-8⇒787-8(SS8)
関空/ロサンゼルスJL060/0693月31日~787-8⇒787-9(SS9II)

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