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インタビュー:ジャパネットホールディングス執行役員の茨木智設氏

-消費者からの問い合わせについてはどのように対応されますか

茨木 コールセンターで対応する。スタッフの教育も実施し、専用のマニュアルを作成した。クルーズ専門のチームを設けており、専門的な質問などに対応する。スタッフが実際に客船に乗る研修も実施中だ。ダイヤモンド・プリンセスの際に、どのような質問がお客様から来るかといったデータも蓄積できたので、十分に対応できるだろう。

 最近の欧州のテロ事件などで、旅行者は「安心・安全」を重視している。クルーズ旅行商品は船内のセキュリティがしっかりしていることなどから、通常の旅行商品よりも安全性は高い。ただし、非常事態が起きた際の対応などについては、来年5月までの1年弱でしっかり取り組む。観光庁からも「安心・安全」の重要性は指摘があった。今後は旅行者の安否確認など、非常事態の際の対応マニュアルなどをしっかり作り込んでいく。


-他社商品の販売についてのお考えは

茨木 第1種を取得したからといって、他の旅行会社とのお付き合いをやめるわけではない。ツアーの仕入れは継続するし、新規の会社から要望があればぜひ取引をしたい。全体として大型客船を2隻と、中型・小型の客船をそれぞれ1隻ずつ取り扱えば、お客様に最低限の選択肢を提供できると考えている。自社商品については日本の客船会社とも話を進めているところだ。


-ありがとうございました