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ランデヴー・フランス、日本市場の回復へ、パリと地方をアピール

  • 2015年5月19日

パリの「ノーマルな現状」アピール 新たな魅力を紹介
イベントフックに地方誘客も

新しいデスティネーションを知る機会
11コースの多彩なFAMツアー

 今回のRDVEFは、日本からの参加者に対して、ノルマンディー地方を含む11コースの多彩なFAMツアーで観光プロモーションをはかった。今回はその中から、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方を訪問するツアーに参加。13年に欧州文化首都になり、再開発が一気に進んだマルセイユから入って、マーヌ・アン・プロヴァンス周辺のいくつかの「フランスの最も美しい村々」を視察して周った。ゴッホゆかりの地であるアルルでは世界遺産であるローマ時代の史跡を訪問。セザンヌが晩年に使ったアトリエがあることで知られるエクス・アン・プロヴァンスも訪れた。

 プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方観光局のジャッキー・フロルカン氏は、マルセイユやアルル、アヴィニョン、エクス・アン・プロヴァンスの魅力を紹介。「各都市を中心に歴史や文化、美しい地中海、ワインやガストロノミーの魅力に満ちたフランスの地方への訪問が増えるように期待したい」と述べた。

プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方観光局ジャッキー・フロルカン氏  コースの参加者からは「5ツ星クラスのホテルから村にあるB&Bまで、宿泊施設のバラエティは豊富。素晴らしい自然や文化など、観光要素の魅力も十分ある」との意見が挙がった一方で、ドライバーガイドの確保のための情報提供など、観光局からのさらなる協力や、観光局との連携が望まれるとの声もあがっており、今後の観光振興に向けた取り組みが期待されるところだ。


取材協力: フランス観光開発機構
取材:小野アムスデン道子