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羽田米国線、AAとHAが就航申請、DLはシアトル線維持へ論拠

  • 2015年1月7日

▽HAはコナ、“3度目の正直”めざし経済効果強調

 HAは羽田/コナ線を申請。DLによるデトロイト線とシアトル線の運休ないし季節減便、AAによるニューヨーク線の運休など他社の羽田/米国本土路線が苦戦する中で、HAのホノルル線は羽田/米国間で「唯一ではないとしても最も成功している路線」であるとし、コナ線も同様の成果を収めると自信を示している。

 コナ線の利点としては、日本発の旅行者が増えることによる経済効果を強調。試算では、就航によりハワイへの日本人訪問者数は年間3万9000人増加し、6500万米ドルを直接消費。これに合わせて1151人の雇用を創出できるという。また、アライアンス間の競争促進もアピールし、さらにAAのロサンゼルス案はDLと全日空(NH)も就航している路線であり、直行便のないコナ線の方が重要度が高いと主張した。

 使用機材はA330-200型機で、座席数はビジネス18席、エコノミー276席。就航時期は配分決定後90日以内、具体的には2015年6月1日頃を想定しているという。

※運航スケジュール案
・5月~10月
HA842便 HND 23時55分発/KOA 12時50分着
HA841便 KOA 18時10分発/HND 22時00分着※翌日
・11月~4月
HA842便 HND 23時55分発/KOA 12時15分着
HA841便 KOA 17時05分発/HND 22時00分着※翌日


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▽DL、シアトル投資で15年夏以降はデイリー-DOTの検討開始に異議も