成田、13年度も増収増益、純利は30%増-14年度は減収減益見込む

  • 2014年5月11日

▽14年度は減収減益、国際線旅客数減で

 2014年度の連結業績予想では、営業収益は13年度比4.5%減の1906億円、営業利益は15.9%減の335億円、経常利益は18.7%減の271億円、当期純利益は17.2%減の165億円で、減収減益とした。

 航空取扱量では、航空機発着回数は3.3%増の23万4000回で、国際線は1.2%増の18万回、国内線は11.1%増の5万3000回となる見通しだ。一方、航空旅客数は1.9%減の3537万人と減少する見込み。国内線は20.5%増の624万人と増加するが、国際線は5.6%減の2913万人と減少する予想。

 成田国際空港(NAA)代表取締役社長の夏目誠氏は5月9日の記者会見で、オープンスカイ効果やLCCの新規就航や増便により発着回数は13年度を上回るが、航空旅客数は羽田の国際線の2次増枠により、成田線の大型機が減便する影響から13年度を下回る見込みを示した。4月の国際線旅客数(速報値)は1.4%減だという。旅客数の減少による旅客施設使用料収入や物販・飲食収入の減少も業績に影響する見通しだ。

 減収減益の予想の中、夏目氏は14年度について「(15年までの)中期経営計画の目標達成に向けた重要な1年」であることを改めて強調。成田の航空ネットワークの更なる拡充をはかり「国際競争力を一層強化するための礎となる、年間発着枠30万回化実現をめざす」と意欲を語った。中長距離路線やアジア近距離路線の維持・拡大、際際乗継機能の強化をさらに進めるとともに、国内線の充実をと内際乗継の強化にも取り組んでいく考えだ。