アクセスランキング、デルタ航空の羽田スケジュールが1位、2位は茨城空港
[総評] 今週は、デルタ航空(DL)の羽田発着のデトロイト線とロサンゼルス線の運航スケジュールについて書いた記事が1位になり、改めて「羽田国際化」への注目度の高さに驚いています。最近、すでに羽田就航を表明している、ある外国航空会社の支社長の方とお話ししたのですが、羽田については「まったく新しいマーケット」であることを強調されていました。その会社では基本的に成田線との区別はしないとのことでしたが、他社にとっても羽田線は手探りとなるはずで、就航後も運賃設定や機材変更などの戦略的な動きが見られるそうです。旅行会社への影響を含めて、羽田線の話題はまだまだ尽きそうにありません。
またランキングでは、これも何度か書いていることですが、「積極性」などポジティブさを感じる話題が占める割合が高くなっています。現地法人の設立や路線の新規開設などは、経営環境の潮目の変化を象徴するような内容といって良いでしょう。私も、記事をパソコンで書いている際、昨年は取扱額でも人数でも前年割ればかりでしたので、「%」を見ると手が無意識に「減」とタイプする癖がついてしまっていましたが、最近はそれを慌てて修正する機会が増え、その度に小さな嬉しさを感じています。
旅行業界は、直近でも新型インフルエンザや欧州での火山噴火などがありましたが、外的要因に大きく左右されることは周知の事実です。しかし、ネガティブなことを考えていてもきりがありませんから、まずは明るさを取り戻したいものです。ただし、アリとキリギリスの話のように、夏の間に備えをしない者は冬を乗り切ることはできません。苦しい「冬」を乗り切ったわけですから「夏」の楽しさは謳歌しつつ、「冬」になにがあったか、なぜそうなったかを踏まえた備えをしたいように思います。
ところで、今週から本誌記者の栗本が、趣味と実益を兼ねた(?)企画を担当することになりました。やや特殊な分野ですので、ご覧になる方がどのような感想を持たれるのかいささか不安もありますが、旅行会社の店頭と同じく「熱い想い」をもってすれば何かが伝わると信じることにします。毎月1回の更新を予定していますので、ディープなSITの世界をどうぞお楽しみください!(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年7月第4週:7月20日2時〜7月23日18時)
第1位
◆デルタ航空、羽田路線のスケジュール発表−乗継以遠の需要も見込む(10/07/20)
第2位
◆スカイマーク、神戸/茨城線運航を10月から再開−新路線の検討も(10/07/21)
第3位
◆カンタス航空、西オーストラリアへのアクセス増加−国内線新規就航、増便も(10/07/21)
第4位
◆オーストラリア、多様化に対応したウェブキャンペ計画−回復傾向を後押し(10/07/22)
第5位
◆チャイナエアライン、成田/高雄線を新規開設−週3便運航で(10/07/20)
第6位
◆日本航空、パイロット対象に早期退職募集−従来計画に上積みへ(10/07/20)
第7位
◆アジア周遊型商品開発へ−東京都がアジア8都市と連携、民間とも協力(10/07/20)
第8位
◆シャングリ・ラ、香港に初のトレーダース開業−レジャー客など取り込みへ(10/07/20)
第9位
◆ジャルパック「家族修学旅行」始動−大西社長、旅行離れなど課題解決に意欲(10/07/21)
第10位
◆KNT、タイに現地法人設立、初年度2.2億円へ−海外事業加速、今年3拠点(10/07/20)
またランキングでは、これも何度か書いていることですが、「積極性」などポジティブさを感じる話題が占める割合が高くなっています。現地法人の設立や路線の新規開設などは、経営環境の潮目の変化を象徴するような内容といって良いでしょう。私も、記事をパソコンで書いている際、昨年は取扱額でも人数でも前年割ればかりでしたので、「%」を見ると手が無意識に「減」とタイプする癖がついてしまっていましたが、最近はそれを慌てて修正する機会が増え、その度に小さな嬉しさを感じています。
旅行業界は、直近でも新型インフルエンザや欧州での火山噴火などがありましたが、外的要因に大きく左右されることは周知の事実です。しかし、ネガティブなことを考えていてもきりがありませんから、まずは明るさを取り戻したいものです。ただし、アリとキリギリスの話のように、夏の間に備えをしない者は冬を乗り切ることはできません。苦しい「冬」を乗り切ったわけですから「夏」の楽しさは謳歌しつつ、「冬」になにがあったか、なぜそうなったかを踏まえた備えをしたいように思います。
ところで、今週から本誌記者の栗本が、趣味と実益を兼ねた(?)企画を担当することになりました。やや特殊な分野ですので、ご覧になる方がどのような感想を持たれるのかいささか不安もありますが、旅行会社の店頭と同じく「熱い想い」をもってすれば何かが伝わると信じることにします。毎月1回の更新を予定していますので、ディープなSITの世界をどうぞお楽しみください!(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年7月第4週:7月20日2時〜7月23日18時)
第1位
◆デルタ航空、羽田路線のスケジュール発表−乗継以遠の需要も見込む(10/07/20)
第2位
◆スカイマーク、神戸/茨城線運航を10月から再開−新路線の検討も(10/07/21)
第3位
◆カンタス航空、西オーストラリアへのアクセス増加−国内線新規就航、増便も(10/07/21)
第4位
◆オーストラリア、多様化に対応したウェブキャンペ計画−回復傾向を後押し(10/07/22)
第5位
◆チャイナエアライン、成田/高雄線を新規開設−週3便運航で(10/07/20)
第6位
◆日本航空、パイロット対象に早期退職募集−従来計画に上積みへ(10/07/20)
第7位
◆アジア周遊型商品開発へ−東京都がアジア8都市と連携、民間とも協力(10/07/20)
第8位
◆シャングリ・ラ、香港に初のトレーダース開業−レジャー客など取り込みへ(10/07/20)
第9位
◆ジャルパック「家族修学旅行」始動−大西社長、旅行離れなど課題解決に意欲(10/07/21)
第10位
◆KNT、タイに現地法人設立、初年度2.2億円へ−海外事業加速、今年3拠点(10/07/20)