オーストラリア、多様化に対応したウェブキャンペ計画−回復傾向を後押し

キャンペーンは、「こんな体験したことある?オーストラリア」をキャッチフレーズに口コミ情報と写真を募集。すでに4月から5月にかけてオーストラリア国内で実施してところ、当初予定の2倍近い約2万9000件の情報が集まったという。日本では、このうち3500件の情報を日本語に翻訳して掲載。特に厳選した192件については、TAウェブサイト上の詳細情報から現地ツアー会社などにリンクし、同じ体験をしたいと思った消費者が手軽に旅程を組めるようにする。
さらに、オーストラリアを訪問したことのある人を対象に「私のイチオシ」フォトコンテストも開催。写真と体験文を応募すると、合計8名にオーストラリア各地へのペア航空券と「イチオシ体験クーポン」のセットをプレゼントする。
マカボイ氏は、2010年上半期の日本人訪問者数が6%増で推移しているとし、日本の旅行会社からも2008年の水準に戻りつつあるとの情報を得ていると紹介。その上で、「こうした傾向は“芽”であり、キャンペーンはそれに水をやるもの」と語り、「旅行会社のパートナーが賛同し、投資をしたいと思えるキャンペーンになれば大成功」と意欲を示した。
