R&C、デルタバケーション発売−価値ある商品展開で2万7000名の販売めざす

  • 2010年5月18日
 アールアンドシーツアーズ(R&C)は5月21日、デルタ航空(DL)のパッケージプラン「デルタバケーション」の販売を開始する。このほど開催した商品発表会で、R&C代表取締役社長の山田政博氏は「DLとのパートナーシップで実現する、高品質で価値のあるまったく新しいパッケージブランド」と商品を紹介。今後は「デルタバケーションを主力ブランドとし、契約している約2000店舗の販売ネットワークを通じて販売していく」方針だ。

 R&C営業統括本部本部長の浅尾義和氏によると、コンセプトは、「高品質な商品の造成」、「DLの幅広い路線網を最大限に活用した独自のコースの商品化」、「価格に見あう、またはそれ以上に価値のあるサービスを提供する」こと。たとえば、グアム・サイパン、ハワイの商品でDLのビジネスエリートクラスを利用するコースでは、往復専用車で空港/ホテル間を送迎。グアム・サイパンでは多くのホテルで空港/ホテル間の直行送迎も設定し、今後も取扱いホテルやコースを増やしていく計画だという。また、DLはパッケージツアーでもマイレージを100%加算できるが、デルタバケーションではコースによって500から3000マイルのボーナスマイルを設定。マイルの獲得しやすさも「大きな売り」とアピール。浅尾氏は、「他社との差別化をおこない、違いを明確にだしていけば(消費者の)支持が得られる」と述べた。

 商品はアメリカ・カナダ・カリブ、南米、ハワイ、グアム・サイパンの4方面のパンフレットを作成。発地は東京、名古屋、大阪の3都市で、設定日は6月1日から9月30日出発分まで。ターゲットはDLをよく利用する客層、アクティブシニア、若手経営者やビジネスマン、スカイマイル会員、ファミリー層と幅広く設定した。また、ホールセール商品だけでなく、直販専用のウェブサイトも開設。スカイマイル会員をメインターゲットとして直販を展開していく。6月にはウェブサイトのみでアジア方面の商品も販売を開始するほか、7月から12月の出発のハワイのビジネスクラス専用商品も現在企画中だ。販売目標は全体で2万7000名をめざす。方面別では、アメリカ・カナダ・カリブを4000名、南米を600名、ハワイを6500名、グアム・サイパンを1万5000名、アジアを900名に設定した。


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