アクセスランキング、1位はGWの需要予測−スターフライヤーが2位に

  • 2010年4月10日
[総評] 今週のアクセスランキングは、ゴールデンウィークの需要予測が1位になりました。ジェイティービー(JTB)の調査によると、今年は50万8000人の方々が海外旅行に出かけられる見通しで、この予測が当たれば3年ぶりに50万人を超えることになります。実は昨年も“2年ぶり”の50万人の予測だったのですが、実際には新型インフルエンザによりブレーキがかかってしまいました。今年は何もなく、予想を超えて伸びてほしいと願うばかりです。また、海外旅行の平均旅行費用が4.7%増の22万3100円とプラスに転じる予想であることも喜ばしく感じます。2008年の推計値である25万4700円には遠く及びませんが、長距離方面の需要とともに、今後の持続的な回復が期待されます。

 ランキングの2位には、スターフライヤー(7G)の中期経営計画に関する記事が入りました。7Gはこの計画の中で、2012年度にも九州発着の国際線の就航をめざすと表明しています。まだ少し先の話ではありますが、日本航空(JL)が破綻し、全日空(NH)も国内線の飲み物の有料化を開始するなど、大手航空会社のビジネスモデルも曲がり角にある中、7Gが国際線定期便にどう挑むか、非常に興味深いものがあります。

 なお、ランキングには入りませんでしたが、今週から特別企画として「卒業旅行レポート」の掲載を開始しました(リンク)。この企画は、各社が知恵を絞る学生旅行のヒントや若者の旅行離れに関する考察の材料になればと思い、1月下旬から学生と社会人1年目の方々を対象にレポートを募集したものです。ご応募くださった皆様、どうもありがとうございました。第1回目は、この4月から旅行業界で働きはじめた女性のスペイン旅行です。若者らしいフレッシュな旅行への情熱が感じられ、元気を分けてもらえるような内容ですので、是非ご一読ください。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年4月第2週:4月5日2時〜4月9日18時)
第1位
GWの海外旅行、3年ぶりの50万人超か−JTB調査、平均費用も増加(10/04/05)
 ◆HIS、ゴールデンウィークの予約は6%増−長距離、チャーターなど好調(10/04/07)
 ◆楽天トラベル、GWの海外旅行は49%増−上海万博で中国人気高まる(10/04/08)
 ◆GWの海外旅行予定は23.8%で大幅増、アジア、欧州人気−フォートラベル調査(10/04/07)

第2位
スターフライヤー、12年度にも国際線就航−10年度はチャーター月1本めざす(10/04/05)

第3位
ビバマカオ影響は沈静化−外国人旅行者457名の航空券手配(10/04/05)

第4位
HIS、東日本地区で組織再編−販売・商品造成の両部門を改組、業務効率化へ(10/04/06)

第5位
全日空、エアージャパンとANA&JPエクスプレスを合併(10/04/05)

第6位
日旅MICE営業部、取扱額270億円達成めざす−人材育成強化とシステム活用で(10/04/07)

第7位
マレーシア航空、25機のA330−300型機を発注−新路線、増便ねらう(10/04/06)

第8位
アエロフロート・ロシア航空、有料で座席アップグレード−当日のみ受け付け(10/04/07)

第9位
JALホテルズ、5月に会員プログラムを発足、先行登録を開始(10/04/08)

第10位
全旅、日本旅行と業務提携−パッケージ商品などクーポンで精算可能に(10/04/05)