卒業旅行レポート:スペイン8日間、添乗員同行パッケージツアーのケース
念願のスペイン旅行を実現、自分へのごほうび旅行
〜Viva!!エスパーニャ!!〜
今回の旅行者は、大学1年生の頃から行きたかったスペイン旅行を卒業旅行で実施した。「最高の旅行になった」という今回のレポートは、憧れの地への旅行が学生にとっていかに大切なものであるかを気づかせてくれる。また、読者も経験しただろう、学生らしい素直な感動や若々しい楽しみ方も思い出す。今年4月から旅行業界に就職し、「今回の経験が役立ちそう」と記した彼女の今後の活躍にも期待したい。
◆旅行者データ
2009年度4年制大学・英米語学科卒業 女性
これまでの海外旅行経験:5回
卒業旅行実施時期:2010年1月28日〜2月4日 8日間
旅行代金:約21万円
旅行前
スペインへの強い関心が旅行を実現
学生時代は某外国語大学に所属し、副専攻ではスペイン語を選択するなど、もともとスペインに興味を持っていた。また、旅行のパンフレットやテレビで見たサグラダファミリアなどのガウディの建築物にも惹かれ、どうしてもスペインに行きたいと思うようになった。
今回の旅行は自分へのごほうびだ。なぜなら、就職活動を長い期間頑張り、志望する旅行業界に進むことができ、スペイン旅行に行くために身を粉にしてアルバイトを頑張ってきたからだ。
だから、急遽同行する予定の友人が行けなくなり、一緒に行く人がいなくなっても、スペインに行きたい気持ちをあきらめきれなかった。ほかの場所に行こうと誘ってくれた友人がいたけれど断り、いろんな人に声をかけて同行してくれる友人を見つけた。
ヨーロッパ旅行は初めてで、自由旅行では少し不安になったので、パッケージツアーで行くことを選択。旅行代金が安めで、スペインの色々な場所を周遊できるツアーを探した。選んだ阪急交通社のトラピックスは、お手頃な価格だったので前から目をつけていた。
旅行のハイライト
すべてが印象に残る旅、「学生ノリ」の楽しみも
サグラダファミリアからの眺めは最高で、来てよかったと心から思った。筋肉痛になったが、自分の足で登ったことを実感できる勲章のように感じる。また、白い家(カサブランカ)にも感激。太陽がカサブランカの家並みを照らしている時の、あの風景は忘れられない。写真でしか見たことがなかった場所なので、こんな家々が本当にあるんだという不思議な感じだった。
このほかにも、モンセラットで岩山や黒いマリア像を見たこと、偉大なアルハンブラ宮殿とフェネラリーフェ庭園を見たこと、ラマンチャの風車群観光で白い風車を見たこと、世界遺産の町トレドを散策したこと、エル・グレコの「オルガスの埋葬」を間近で見たこと、プラド美術館で様々な美術品や芸術を見たこと、ゼゴビアで水道橋やカテドラル、白雪姫のモデルになったアルカサルを見たことなど、とにかく旅行中の経験すべてが心に残っている。
ツアー最後の2日間、有名サッカー選手のベッカムやロナウジーニョなどが泊まったといわれる最高クラスのホテルに宿泊したことも、いい思い出になっている。あまりにテンションが上がり、友達とセレブを気取った写真撮影大会をしてしまった。バスローブを着てワイングラスを持って、セレブを気取ったポーズをとるなど、お互いを撮影しあってすごく楽しんだ。学生のノリだからこそできた、卒業旅行ならではの思い出だ。
今回の旅行の長所・短所
短期間で多くを訪問、普段会わない人との出会いも
ツアーでは6日間でスペインの9つの都市や町をまわった。短期間で違った景色や雰囲気を楽しむことができるのが、パッケージツアーのよさだ。きっと自由旅行では、この期間にこんなにたくさん訪れることはできないだろう。ただし、ひとつの都市や町にいる時間が短いのは残念で、もっといたいと何度も思った。また、バスでの移動時間が多かったので空腹にならず、おいしいはずの食事をあまり食べられない時があったのも残念だった。
また、ツアーの参加者はシニア層が多く、私達のような若者はもう1組。あとはハネムーナーだった。いつも食事の時はツアーの参加者同士で和気あいあいと、いろいろな話をした。さすが人生の先輩達だけあり、彼らの話は私自身の人生の勉強になった。
添乗員の気遣いがとても細やかだったのも印象に残っている。夜の自由時間にスーパーマーケットで買物をしようとしたとき、危ないからといって一緒に来てくれて、とてもありがたかった。バスの運転手も陽気なスペイン人のおじいちゃんで、雰囲気がよかった。
卒業旅行を終えて
卒業旅行は悔いの残らない旅行をするべき
私は、卒業旅行は次のステップへの門出祝いだと思う。一概にはいえないが、悔いの残らないよう、「行きたい、やりたい」と思う旅行をするべきだ。私にとっては今回の旅が、人生で最高の旅行となった。自分が一番行きたかった場所なので、今までの海外旅行と比べても建物や景色に対する見方や興味の持ち方が違ったのだと思う。気持ちの面でも、ウキウキ感やドキドキ感が常にあった気がする。
この旅行で、もっとスペインについて知りたい、学びたいと思う気持ちが強まった。スペインにいつか住みたいと思い、もっとスペイン語を勉強したいと意欲が高まった。スペイン語を習得し、またスペインに来てスペインの人々ともっと話をしてみたい。
そして旅行の楽しさを再認識し、以前よりももっと旅行が好きになった。ツアーで一緒になった人達の話は勉強になり、刺激を受けた。さまざまな場所へ行ってその国の特徴を知り、様々な人達と関わりたい。それはきっと、今後の自分の仕事の糧になるだろう。今後出会うお客様には、自信を持ってスペインという国を勧めることができると思うし、スペイン以外もお客様にどれだけ旅行の楽しさを伝えていけるか、さらに知識をつけて精進していきたい。
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〜Viva!!エスパーニャ!!〜

◆旅行者データ
2009年度4年制大学・英米語学科卒業 女性
これまでの海外旅行経験:5回
卒業旅行実施時期:2010年1月28日〜2月4日 8日間
旅行代金:約21万円
旅行前
スペインへの強い関心が旅行を実現

今回の旅行は自分へのごほうびだ。なぜなら、就職活動を長い期間頑張り、志望する旅行業界に進むことができ、スペイン旅行に行くために身を粉にしてアルバイトを頑張ってきたからだ。
だから、急遽同行する予定の友人が行けなくなり、一緒に行く人がいなくなっても、スペインに行きたい気持ちをあきらめきれなかった。ほかの場所に行こうと誘ってくれた友人がいたけれど断り、いろんな人に声をかけて同行してくれる友人を見つけた。
ヨーロッパ旅行は初めてで、自由旅行では少し不安になったので、パッケージツアーで行くことを選択。旅行代金が安めで、スペインの色々な場所を周遊できるツアーを探した。選んだ阪急交通社のトラピックスは、お手頃な価格だったので前から目をつけていた。
旅行のハイライト
すべてが印象に残る旅、「学生ノリ」の楽しみも

このほかにも、モンセラットで岩山や黒いマリア像を見たこと、偉大なアルハンブラ宮殿とフェネラリーフェ庭園を見たこと、ラマンチャの風車群観光で白い風車を見たこと、世界遺産の町トレドを散策したこと、エル・グレコの「オルガスの埋葬」を間近で見たこと、プラド美術館で様々な美術品や芸術を見たこと、ゼゴビアで水道橋やカテドラル、白雪姫のモデルになったアルカサルを見たことなど、とにかく旅行中の経験すべてが心に残っている。
ツアー最後の2日間、有名サッカー選手のベッカムやロナウジーニョなどが泊まったといわれる最高クラスのホテルに宿泊したことも、いい思い出になっている。あまりにテンションが上がり、友達とセレブを気取った写真撮影大会をしてしまった。バスローブを着てワイングラスを持って、セレブを気取ったポーズをとるなど、お互いを撮影しあってすごく楽しんだ。学生のノリだからこそできた、卒業旅行ならではの思い出だ。
今回の旅行の長所・短所
短期間で多くを訪問、普段会わない人との出会いも

また、ツアーの参加者はシニア層が多く、私達のような若者はもう1組。あとはハネムーナーだった。いつも食事の時はツアーの参加者同士で和気あいあいと、いろいろな話をした。さすが人生の先輩達だけあり、彼らの話は私自身の人生の勉強になった。
添乗員の気遣いがとても細やかだったのも印象に残っている。夜の自由時間にスーパーマーケットで買物をしようとしたとき、危ないからといって一緒に来てくれて、とてもありがたかった。バスの運転手も陽気なスペイン人のおじいちゃんで、雰囲気がよかった。
卒業旅行を終えて
卒業旅行は悔いの残らない旅行をするべき

この旅行で、もっとスペインについて知りたい、学びたいと思う気持ちが強まった。スペインにいつか住みたいと思い、もっとスペイン語を勉強したいと意欲が高まった。スペイン語を習得し、またスペインに来てスペインの人々ともっと話をしてみたい。
そして旅行の楽しさを再認識し、以前よりももっと旅行が好きになった。ツアーで一緒になった人達の話は勉強になり、刺激を受けた。さまざまな場所へ行ってその国の特徴を知り、様々な人達と関わりたい。それはきっと、今後の自分の仕事の糧になるだろう。今後出会うお客様には、自信を持ってスペインという国を勧めることができると思うし、スペイン以外もお客様にどれだけ旅行の楽しさを伝えていけるか、さらに知識をつけて精進していきたい。
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