新聞広告出稿量、阪急が5年連続1位−HISが6割増で21位に、JTBは減少
広告統計データなどを取り扱うエム・アール・エス広告調査によると、2009年通年の新聞広告出稿量で、阪急交通社が前年比14.2%増の10万15.5段となり、2005年以降5年連続の1位となった。広告出稿費用も27.4%増の639億1927万6000円で、出稿量とともに2位の企業の2.5倍以上の数値。阪急阪神交通社ホールディングス代表取締役社長の小島弘氏は、本誌の新春インタビューで2009年は新型インフルエンザが沈静化するのに合わせて積極的に広告を展開したと説明しており、こうした動きが数値に表れたものと考えられる。
旅行会社ではこのほか、ジェイティービー(JTB)とクラブツーリズム、エイチ・アイ・エス(HIS)が上位100位のランキング入り。このうち、最も伸び率が高かったのはHISで、56.7%増の15441.3段(費用、以下同:155億984万6000円。順位を2008年の47位から21位に上げた。対照的にJTBは19.6%減の32452.0段(費用:267億5657万9000円)で、3位から5位に下がった。また、クラブツーリズムは、17.6%増の2万61.7段(188億748万8000円)で20位から14位に上昇。クラブツーリズムはランキングに入った4社の中で唯一、下半期の出稿量が上半期を上回っている。
なお、調査は中央紙、地方紙、経済紙、タブロイド紙など119紙を対象に実施したもの。広告費用は、日本広告業協会発行の「全国新聞広告料金表」での各本社版の長期契約一段単価で算出している。
▽関連記事
◆新春トップインタビュー:阪急阪神交通社HD代表取締役社長の小島弘氏(2010/01/07)
◆上半期の新聞広告出稿、阪急の1位変わらず−HISは1.7倍、JTBは順位落とす(2009/08/28)
旅行会社ではこのほか、ジェイティービー(JTB)とクラブツーリズム、エイチ・アイ・エス(HIS)が上位100位のランキング入り。このうち、最も伸び率が高かったのはHISで、56.7%増の15441.3段(費用、以下同:155億984万6000円。順位を2008年の47位から21位に上げた。対照的にJTBは19.6%減の32452.0段(費用:267億5657万9000円)で、3位から5位に下がった。また、クラブツーリズムは、17.6%増の2万61.7段(188億748万8000円)で20位から14位に上昇。クラブツーリズムはランキングに入った4社の中で唯一、下半期の出稿量が上半期を上回っている。
なお、調査は中央紙、地方紙、経済紙、タブロイド紙など119紙を対象に実施したもの。広告費用は、日本広告業協会発行の「全国新聞広告料金表」での各本社版の長期契約一段単価で算出している。
▽関連記事
◆新春トップインタビュー:阪急阪神交通社HD代表取締役社長の小島弘氏(2010/01/07)
◆上半期の新聞広告出稿、阪急の1位変わらず−HISは1.7倍、JTBは順位落とす(2009/08/28)