リゾート・ワールド・セントーサ、シンガポールの売りやすさ向上と好評

同リゾートは来春の第1期と2012年の第2期に分けてオープンし、第1期の正式な開業日は近日中に発表する予定。初年は1200万人、2015年には1650万人の来客数を見込み、このうち海外からは2010年に720万人、2015年には980万人を予想する。海外市場ではアジア圏を主力市場としており、日本はインドネシア、マレーシア、中国、インドに次ぐ5番目の位置づけだ。すでにレジャー向けでは大手旅行会社が敷地内にオープンするユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)を含めたパッケージツアーの販売を開始しており、「USSが入ったことで売りやすいデスティネーションになった」と好評だという。
また、MICEも予約が順調に入っており、人数が4ケタ規模のグループもあるという。同社ではエンターテイメント部門とMICE部門があることから、MICEでは施設の提供のみならずイベントプロダクションのような企画提案から実施までのビジネスも実施している。MICEにおいて新施設は、話題性がある一方で実際のハンドリングが注視されることから、今後もオペレーションの様子を見ながら数を増やしていきたい考えだ。
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