南アフリカ、ワインによる旅行需要喚起に期待−認知度向上がカギ

ブラッドリー氏によると、南アフリカを扱う日本のオペレーターは、ワイナリーやブドウ農園を訪れ試飲などができるワインルート・ツアーを必ず1つは持っているものの、「南アフリカ産ワインの知名度が低いため、まだツアー本数は少ない」という。
南アフリカでのワイン作りには350年の歴史があり、特に1990年代から質の向上が進んだことで輸出が増加。1992年の輸出量は3000万リットルであったが、2008年には4億リットルまで拡大した。ただし、イギリス、オランダ、北欧やアメリカが主要な市場で、日本では認知度が低いのが現状だ。ブラウワー氏は、「2010年のワールドカップ開催国である南アフリカは今とても注目されている。この機会にワインを紹介し、認知向上をはかる」と意気込みを語った。