楽天トラベル、タイで需要喚起キャンペーン−1泊39バーツから宿泊可能

  • 2009年6月8日
 楽天トラベルは、バンコクのホテルに安価で宿泊できる「タイ39(サンキュウ)キャンペーン」を開始した。これは、新型インフルエンザやバンコクでのデモや空港占拠などでタイのイメージが低迷したことが、観光需要にも影響を与えていることから、キャンペーンを通じて日本人訪問者数の増加と観光産業の復興をめざすもの。現地から同キャンペーンに賛同する宿泊施設を募り実現した。

 キャンペーンでは、バンコクの3ツ星から5ツ星の宿泊施設を通常料金よりも安価に提供。ホテルランクにあわせて1室あたりの室料を、3ツ星ホテルであれば39バーツ(約112円)、3ツ星から4ツ星のホテルであれば390バーツ(約1100円)、4ツ星から5ツ星のホテルであれば2390バーツ(約6800円)などに設定。予約期間を6月中に3回にわけ、取扱施設数も順次拡大していく予定だ。第1弾は6月3日から9日、第2弾は10日から16日、第3弾は17日から23日で、宿泊対象期間は施設ごとに設定している。例えば、ザ・キー・バンコクホテルであれば、低下3200バーツのところが39バーツとなる。

 なお、楽天トラベルによると、2009年1月から4月までのタイへの送客人数は前年比42.6%増、5月は58.5%増と好調であった。一方で、タイ国政府観光庁(TAT)によるタイへの日本人訪問者数では、1月から3月までが30.2%減と落ち込んでいることから母数自体が減少していた。


▽楽天トラベル タイ39キャンペーンウェブサイト
http://travel.rakuten.co.jp/kaigai/area/thai/index.html#overseas