KNT、欧州の総額表示ツアー発売−良質の商品を強化、上期送客15%増めざす

KNTでは4月から9月の上期のホリデイのヨーロッパ方面について、「夢浪漫ヨーロッパ」を核に、価格ではなく内容を重視する客層に向けて今まで以上に良質の商品を追求し、前年比15%増の送客をめざす。そのため、「オランダ・ベルギー」方面では今年、全6コースを展開するが、そのうち5コースはツアー内容を刷新。質の向上により、昨年よりも旅行代金は高めの設定になっている。ただし、前年とほぼ同様の1コースに関しては、燃油サーチャージを含めた総額表示でも、為替の影響で前年より安い旅行代金があるという。
「夢浪漫ヨーロッパ」は主要ターゲットを夫婦やハネムーナーに設定。憧れのシャトーでの滞在やロケーションにこだわったレストランなどを組み込み、ヨーロッパで10年以上の経験のある添乗員が案内する。最大人数は22名で、フライトは往復で日本航空(JL)のペアシートを確約し、フランス、イタリア、中欧、オランダ・ベルギー、スペインの全7コースで展開。「美しきフランス8日間」の場合、2名1室利用で1名を37万4000円からの設定とした。
また、「オランダ・ベルギー」では、オランダでチューリップの季節の4月、5月だけでなく10月までの商品とし、フェルメールやゴッホなど芸術にもこだわった内容としている。旅行代金は、春限定の「ブリュッセル・ブルージュ・アムステルダム7日間」の場合、2名1室利用で1名23万8000円から設定とした。