ユーラシア旅行社、9月期通期は減収減益−中国低迷の影響強く

  • 2008年11月17日
 ユーラシア旅行社の2008年9月期連結業績(2007年10月1日〜2008年9月30日)は、売上高が前年比7.7%減の86億1500万円、営業利益が3.3%減の4億1900万円、経常利益が2.4%減の4億5000万円、純利益が1.6%減の2億5700万円となった。景気減退や海外旅行市場の低迷に加え、中国方面への需要減退の影響を強く受けた。添乗員付きの主催旅行の販売実績は15.9%減の1万6359人であったが、このうち中国は69.4%減の648人と低迷した。仕入実績では、航空運賃が5.1%減の31億7323万6000円、地上費が12.4%減の34億3795万円となった。

 なお、次期の連結業績として、売上高は5.7%増の91億1000万円、営業利益は5.4%増の4億2200万円、経常利益は0.7%増の4億5400万円、純利益は2.0%増の2億6300万円と予想している。


▽ユーラシア旅行社、添乗員付主催旅行の方面別旅行者数
(方面/当期実績/前年比/前期実績)
ヨーロッパ(南欧)/2041人/5.0%減/2149人
ヨーロッパ(西欧)/1597人/21.2%減/2027人
ヨーロッパ(東欧・ロシア)/1910人/13.8%減/2215人
イスラム諸国/4243人/7.4%減/4583人
アフリカ/396人/37.7%減/636人
中南米/1630人/0.1%減/1632人
北米/351人/2.9%増/341人
インド/743人/10.4%増/673人
アジア/1454人/7.9%増/1348人
中国/648人/69.4%減/2116人
シルクロード/880人/32.6%減/1305人
オセアニア/306人/13.3%減/353人
その他/160人/90.5%減/84人
合計/16359人/15.9%減/1万9462人