JTB法人東京、海外からの留学生対象にホームステイ事業展開へ

  • 2008年1月9日
 JTB法人東京は2008年3月下旬から、東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の大学などに通う海外からの留学生を対象に、ホームステイ事業「JTBホームステイ・ジャパン」を展開する。2010年度に1100件のホストファミリーの確保と、900名の留学生の取り扱いをめざす。これは大学からの要望に応えるもの。現状はホームステイの大半が自治体の国際交流を目的とした斡旋による1日、2日の滞在が中心で、大学などから受託して事業展開する団体はほとんどないという。基本料金は1週間未満の場合、事務手続取扱料が1万円で、ホームステイ料金は1日3000円から3500円を予定している。

 JTB法人東京は、ホストファミリーの募集と紹介に加え、大学の留学生担当者の事務処理作業の軽減のため、留学生の登録や入国書類のチェックなどの手続きを代行するサービスも提供する。また、夏季休暇中などに日本体験ツアーや国際交流イベントなども提案する。

 ホストファミリーは家庭訪問により、住環境や国際交流に携わりたいというボランティア精神、熱意を確認していく。留学生の受入前に説明会を開催し、留学生との生活が円滑に進むようにする。受入期間中は、留学生とホストファミリーの間で、トラブルの対応、損害保険の付保など、総合的に担当するという。