航空座席流通、ブロックやゼロコミッションなど変化は不可避−JATA国際会議

また、ユナイテッド航空(UA)太平洋地区副社長のマーク・シュワブ氏は現在の日本路線について「30%から35%は母国(アメリカ)やその他の市場で(座席を)販売している」と紹介、「セールス担当者は厳しい立場に立たされたと思うが、運航継続のためには大きな命題。パートナーの理解が不可欠であった」と語り、現在では「収益改善につながり、ビジネスを継続するために重要であった」という。コミッションについて、アメリカ市場を例に「ゼロコミッションは旅行業界紙が『旅行業界の終焉』と取り上げたが、オンライン旅行会社の巨大化で、航空会社と交渉しボリュームを得ており、リテールは消費者からサービス・フィーを得ている」と語り、「旅行会社の数には大きな変化は無く、消費者への対応が変化した」とし、日本でも同じことが言えるのではないかという考えを示した。
ニュージーランド航空(NZ)日本・韓国地区支社長のクリス・マイヤーズ氏は「旅行会社にも影響を与えるため、文化、法的制約でゆっくりと進んでいくが、一定の期間で必ず到来する」と語った。