エルサルバドル、中米一の経済・インフラが振興、新鮮さ売りに需要喚起へ

エルサルバドルでは06年、観光省を設立。「2014年国家観光計画」を作成し、14年までに200万人以上の誘客を目指した取り組みを強化している。06年は外国人訪問客数が前年比で17%増加。そのうち日本人は1000名ほどだが、207年は1月から7月までに1600人と50%増加しており、ロッチ氏は「小さいけれど重要。これを機に伸ばしたい」と意欲を語る。
同省では昨年から全世界に対し、MICEを誘致し、各個人の需要拡大を図る戦略を立てており、北米市場を中心に実績があったという。日本では長期的プロモーションが必要だ見ており、その施策として旅行会社によるリテールセールスの増加とメディア露出での認知度向上を図る。特に、団塊世代の大量退職に注目し、新デスティネーションである新鮮さを訴求して、着実に推進していく予定だ。
なお、同国の観光の窓口は在日大使館を通して行っている。今後は同省として中米諸国に呼びかけ、共同で東京事務所を開設したい考えだ。
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