ガルーダ、ウェディング利用が1割近くに、高品質と値頃感で継続訴求へ

GAによると、2006年のアジアでの日本人挙式のうち、バリ島は95%のシェアを占めるという。GA東日本地区営業本部営業部長の石上昇氏は、「他のデスティネーションと比べて、まだ(挙式、ハネムーン件数は)多くはない」としながらも、割安な旅行代金や時差の少なさなど、今後の競争力は高いと想定。GA営業部課長代理の児玉優子氏も「値段は割安でも、サービスやホスピタリティのレベルは絶対に下げないよう言っている。今後も安さではなく、高品質さを第一にアピールしていく」とコメントし、JATA世界旅行博でも高品質なウェディングをプロモーションするという。また、旅行会社がバリ島のウェディングを取り扱うメリットとして、友人が同伴する需要が大きく、平均で8人、施設によっては60名もの参加者を取り扱えるという点をアピールしている。
また石上氏は、「サーファーやOLなどの従来のセグメントは、大きく減りもしないが増加幅も少なく安定している。顧客の幅を拡大するためには、ウェディングや団塊世代などの新しいセグメントが欲しい」と語り、ウェディングのプロモーションに続いて団塊世代にも取り組んでいく考えを示した。具体的には、既にロングステイ財団との話し合いをしているという。ただ、「食と住は問題ないが、医療面とビザの問題が残っている」とし、インドネシア政府の施策に期待を示した。