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JTBエイティーシー、台湾人向けに北海道レンタカー商品、1000名を目標

  • 2007年8月31日
 JTBエイティーシーは改正道交法が9月19日に施行予定であるのにあわせ、台湾人訪日客向けに北海道での宿泊とレンタカーをパッケージした商品「JTBATC Hotel&Rnet a car Plan」を発売する。京王プラザホテル札幌での1泊とトヨタ車のレンタカーを組み合わせたもので、車種は全15種類から選択を可能。日本語であるがカーナビと対人・対物・車両の保険の補償を付け、ガソリン満タン返しを不要とした。同商品は台湾の旅行会社が台湾内で販売し、同社では2007年度で1000名の取扱を目標としている。旅行代金はオフ期間、レンタカーSクラス利用で、2万8000円から。

 同社によると、台湾からの訪日客はリピート率が高く、2、3回目の訪日が多い。旅行形態も団体型から個人志向に変化していることから、新しい観光スポットや秘境への観光が求められており、移動コストの軽減や移動の自由度が向上するレンタカーでの旅行は台湾からの誘客にメリットがある。現在、北海道での外国人によるレンタカーの利用状況は、シンガポールからの訪日客に定着しつつあり、06年度は177%増の実績があったという。同社では今後、販売を担当する台湾国内の旅行会社に、日本の交通事情とともに、北海道の魅力を伝えるセミナーを開催し、販売拡大を図る。また、高級車使用プランや沖縄、九州など新方面での展開も考えていく。

 なお、今回の規制緩和により、台湾への日本人旅行者にも台湾での運転が認められる。これに対しJTBグループでは、新商品の造成ではなく、台湾でのレンタカー追加手配などで対応していくとしている。

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