ブリティッシュ・エアウェイズ、11月にも新ビジネスクラスを日本路線に導入へ

  • 2007年8月24日
 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)日本・韓国地区支社長に8月から着任しているジュリアン・ロジャース氏が、今後の日本でのサービス展開などについて語った。BAは昨年11月に、新たなビジネスクラスの導入を発表しており、日本路線には11月から順次導入、12月初旬には、現在の1日2便で運航する全ての機材で新シートを装備する機材となるという。このアップグレードに合わせ、サービスの拡充も図っており、例えばホットミールを提供する「クラブ・キッチン」などを用意し、旅客が好きなときに軽食等を取れるようにするなど、拡充を図っている。

 日本での展開では、日本航空(JL)のワンワールド加盟により、BAはさらなる連携の可能性があるが、これについては「日本、および英国で交渉段階」としたものの、「具体的なサービスとして、英国から欧州域内、日本からそれぞれの地方都市との接続でネットワークを広げることが考えられる」とコメントし、ヒースローと成田のそれぞれのハブ空港以遠のコネクションの拡充を図るよう。また、現在の2便体制については「供給に対して最大限の需要を採ることが最優先事項」として、増便等については先の課題という考え。

 また、日本独自のサービスとしてはサイト「ba.com」の日本語化を進めており、オンライン上での利便性向上を図っているところ。既に旅行会社向けのサイト「スピードバードクラブ」をリニューアルしているほか、顧客向けには7月にフライト予約作成機能を導入。これにより日本語化の第1弾としており、予約管理やオンラインチェックイン機能についても年内には導入する計画。このオンラインチェックイン機能については、ba.comサイトでの予約に加え、旅行会社で購入したeチケットについても座席指定などに対応する。なお、10人以上のグループ、子供1人の搭乗者については対応できない。

 BAダイレクト営業部部長の西坂徹氏によると、ba.comは全世界で1日あたり40万人がアクセス。このうち1日4万5000人が予約管理機能である「マネージ・マイブッキング」を利用、1日1万4000人がオンラインチェックインを利用しているという。日本では4月単月で約4万人が訪問しており、今後は日本語化により、より多くの人が長時間の利用を期待しているという。コンテンツとしては、「航空会社が提供するサービスに合わせ、空港などの情報を含めて提供していきたい」としている。


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