ヘルスツーリズム研究所、医療制度改革に合わせ社員健康管理支援事業に参入

  • 2007年8月21日
 JTBヘルスツーリズム研究所は、2008年4月から医療制度改革が実施されることにあわせ、企業の健康保険組合などに対して社員の健康管理業務を支援する事業「ヘルシーカンパニー支援事業」に参入する。ヘルシーカンパニーの概念は、「健康な社員が収益性の高い会社を作る」という考えに基づく企業戦略を表し、同研究所では各地の大学などと協力し、旅行を活用して高い収益性の達成をサポートする事業を展開する考え。具体的には、医療制度改革で特定保健指導分野として義務化されるメタボリックシンドローム対策のほか、メンタルヘルス、禁煙治療などを旅行と組み合わせ、エンタテイメント性を持たせた健康増進プログラムを構築する。

 市場の規模としては、「メタボリックシンドロームが7.5兆円、メンタルヘルスが500億円」という認識で、健康保険組合だけでなく、福利厚生代行業者や公的機関などを既に顧客として獲得できているという。今後はJTB西日本を中核拠点とし、JTB法人東京やJTB中部などと連携して首都圏、中部圏、関西圏で事業を推進していく。

 また今回の参入に合わせて、企業経営者や総務、人事、健康保険組合などの担当者を対象に、東京と大阪、名古屋で「ヘルシーカンパニー推進セミナー」を開催する。これについての詳細は、下記ウェブサイトを参照のこと。


▽JTB西日本、ヘルシーカンパニー推進セミナー
https://www.jtb.co.jp/west/healthy-company/index.asp