「あこがれの田舎暮らし」

  • 2007年8月20日
 最近、「田舎暮らし」を夢見る人が多いようですね。テレビ番組でも「自給自足」や「山村留学」、「海外のロングステイ」などをテーマにしたものが視聴率が高いそうです。日本人が豊かになった証拠なのか、都会生活から脱出したい願望なのか・・・。

 実は、私の日常は「田舎暮らし」です。家の周辺には、見渡す限りの田園風景が広がり、夏にはカエルの鳴き声、秋にはトンボが飛び回ります。冬が近づけば都内よりも2〜3度は低いと思われる気温から、誰よりも早くコートを羽織りだすのです。祖父母は、季節の野菜を作っては、ご近所に配り歩いています。

 その場所は、埼玉県。都心から約20キロ程度、首都圏として便利な環境と、自然が共存している私の住む地域を知っている人は少ないようです。そんな私は、高校以来、学校、職場を都内で過ごし、「埼玉都民」として生きてきました。若かりし頃は、田舎に抵抗がありましたが、年を経る事に快適さを実感するようになりました。なんと、今は大満足。年を経ると、快適に感じる「生活の環境」は変わっていくのだなあと実感しています。

 田舎ばやりの昨今、旅行としてのIターン、Uターン、海外ロングステイなど、この業界にとっても商機がやってきています。それは、お客様が快適な暮らしを求めて旅行会社にやってくるということ。非日常を提供する、これまでとは違う提案が求められるでしょう。お客様の人生と嗜好にあった提案をしていきたいものですね。

トラベルビジョン 山岡 薫