ANAセールスはこのほど、ダイナミックパッケージ「ANAの旅作」の2007年度の秋期・冬期の予約受付を開始した。対象となるのは2007年10月から2008年3月までの出発分で、同社では現在、発売記念キャンペーンを展開している。海外旅行では、オプショナルツアーなどが1000円、3000円、5000円の均一料金で買える「オプション＆チケット均一特価キャンペーン」、国内旅行では45日前までに予約完了した利用者を対象に、旅行代金が2000円引きになる「早割45」を展開。オプショナルツアーは、例えば「シカゴ美術館ツアー」は通常6000円を1000円で、「ロサンゼルス・ユニバーサルスタジオ1日周遊」は1万1000円を3000円で、「タイ・パタヤビーチ1泊2日」は1万4500円を5000円の割引価格で提供する。

　なお、旅作の利用者は現在6万人を突破しているものの、5月末の時点での国内旅行利用者が約4万人であることから海外旅行は伸び悩んでいるといえる。同社では「海外は商品が高額になってしまうため、ウェブ上での購入が根付きにくい」と分析。また、現在は単一路線の往復航空券のみの取り扱いで利便性に欠けるとも認識しており、今後は、周遊型の旅程選択を可能にするなど商品を拡充するとともに、順調な国内旅行部門によって認知度を向上させ、徐々に利用者を拡大していく考えだ。