DS模擬問題:グアム編2

  • 2007年8月20日

問 2006年、グアムを訪れた観光客のうち、50歳以上は全体の何%か
 
 A 7%
 B 17%
 C 27%
 D 37%


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽シニアにも愛されるマルチリゾート

グアムは若者やカップル、ファミリーリゾートのイメージが強かったが、ここ数年はシニア層の客数も増加し、2006年の総来島者数に占めるシェアは17%に増加。ヤングファミリーの旅行が多い夏休みは、7月と9月が14%、8月が12%と低くなるが、逆に家族層の少ない2月や11月には20%から21%にものぼる。

グアムがシニアに好まれるのは短いフライト時間、1時間の時差と体の負担が少ない上、ホテル、レストランなどのインフラ設備が整っていることにある。空港からは公共交通機関がないが、送迎バスを出すホテルも多く、タクシーでも約15分でアクセスできる。ホテルやレストラン、ショッピング施設の集中するタモン地区はトロリーが循環運行しているし、オプショナルツアーも豊富で、観光に事欠かない。


▽抜群のゴルフリゾート

地理やインフラ的な優位性のみならず、元気なシニア世代を魅了する要素のひとつに、ゴルフも上げられる。島内には計7つのゴルフコースがあり、主要ホテルから各ゴルフコースまでは車で30分ほど。海沿いに広がるコースや、なだらかな丘陵に広がるコースなど、バラエティ豊かなコースが揃う。グアムのゴルフはカートによるセルフプレイで、キャディはつかない。ゴルフクラブのレンタルもある。
・グアム政府観光局の「アクティビティ・オプショナルツアー」ページへ
http://www.i-loveguam.com/activity/activity_index.html


▽日本/グアム観光交流40周年、当時のハネムーナーがリピーターに

今年は日本とグアムに定期便が就航し、観光交流が始まってから40周年目の年。これを記念し、グアム政府観光局では1年にわたり、キャンペーンを展開している。6月には、グアムでのハネムーンがブームとなった1967年から1977年にグアムで挙式、または新婚旅行をした人のうち、40名をグアムに招待する「グアムハネムーンカップルを探しています!」キャンペーンを実施。1623名の申し込みの実績は、シニア・団塊世代の新たな市場の可能性を示している。


▽歴史・文化など、シニアが好む要素が豊富

1565年から333年間にわたるスペイン時代の影響は、チャモロの風俗、習慣、宗教、生活に大きく残り、現在もハガニア地区を中心にその面影を残している。チャモロ文化、そしてスペイン文化などが色濃く残る首都ハガニアでは、文化の発信地「オールド・ハガニア」として整備する「ハガニア復興再生プロジェクト」を計画中で、完成すれば散策なども楽しめる観光スポットとして生まれ変わる。2008年下旬にはグアム博物館がオープンし、チャモロ文化を体験できる文化交流の場ともなる予定だ。

・主な歴史・文化的観光素材
「サン・アントニオ橋」 1800年に建設されたスペイン統治時代の古橋

「スペイン広場」 ハガニアの中心地にある広場。スペインの総督邸のあった場所で、総督邸跡や聖母マリア大聖堂など見どころが多い。

「ラッテストーン公園」 古代チャモロ時代の遺跡で「ラッテストーン」と呼ばれる、高さ1.5メートルほどの石柱が並ぶ。その実体は、まだ解明されていない。

グアム政府観光局 観光地・史跡 
http://www.i-loveguam.com/sightseeing/index.html



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