JR北海道、グループ会社を再編、旅行会社と駅業務受託会社を統合

  • 2007年8月6日
 JR北海道の100%子会社である北海道ジェイ・アール・サービスネット(サービスネット)と北海道ジェイ・アール・トラベルサービス(トラベルサービス)は、12月1日にサービスネットを存続会社とし、合併する。8月21日の合併契約承認株式総会で決定する。

 サービスネットはJR北海道の駅業務受託、トラベルサービスは第2種を登録する旅行業、人材派遣業を事業としており、合併後は両社の機能を統合、トラベルサービスは解散する。サービスネットはJR北海道の旅行業者代理業者だが、合併期日までにトラベルサービスと同じ第2種旅行業の登録を取得する予定。トラベルサービスが使用する「TS」のロゴも、それに変わる愛称名を考えていく。

 また、合併日までにトラベルサービスは店舗数を現行の22から8店舗に縮小。一方、サービスネットの営業拠点は、業務委託駅・31駅と札幌第一合同庁舎のカウンターの計32ヶ所に変更はなく、合併当初は40ヶ所での展開を予定している。

 なお、2006年度の売上高は、サービスネットが6億4300万円、トラベルサービスが41億200万円。サービスネットは代理業のため、チケット販売による収入は売上に加算されず、業務委託費による収入が中心となっている。