カンタス航空、フライング・カンガルーのロゴ変更、歴史踏襲しつつモダンに

  • 2007年8月4日
 カンタス航空(QF)は新型航空機が登場する新時代にあわせ、QFの「フライング・カンガルー」ロゴをリニューアルした。08年8月に導入する予定のエアバス380型機のほか、保有機全てに順次導入していく。

 今回リニューアルした新ロゴマークは、オーストラリアを代表するシンボルともなっているロゴの自然や自由な精神、自信を継承しつつ、モダンなイメージを表現。躍動感と存在感、優雅さを強調したという。色彩は従来同様、オーストラリアの遺産と国民性を連想させる赤茶けた大地を表現しつつ、その下の「Qantas」のフォントは新たなデザインに変更。色も黒からグレイに変更した。

 ちなみに、QFが初めてロゴマークを設定したのは1944年のこと。初代のロゴはオーストラリアの1ペニーコインを元にデザインされたもので、リベレーター機のコックピット下に描かれた。1947年にはロッキードL749コンステレーション機の導入とともに、翼の生えたカンガルーのロゴが登場。1968年には円の中に翼の生えたカンガルーが入り、1984年には現在おなじみのロゴとなった。