カンタス航空、成田空港にビジネスクラス旅客対象のラウンジを開設

QFのラウンジは第2ターミナルサテライト出発コンコース2階に位置する。先ごろシドニー、メルボルンのラウンジをリニューアルしているが、各地のラウンジと統一感を持たせ、現代的なデザインを採用。座席数は164席で、ベンチシート、複数の型の椅子をそろえ、テーブルも丸と長方形と二つを用意している。また、シャワーブースが4室、42インチのプラズマテレビ2台あり、パソコンの利用は無線LANサービスがあるほか、パソコン13台とパソコン電源を用意している。
なお、QFの成田発の便は全てナイトフライトで、QF利用客は夕方となるが、オープンは終日とする計画。今後、ラウンジを持たない航空会社の利用を働きかけていく考え。なお、現在、カンタス・ビジネスラウンジの利用はQFのビジネスクラス利用者、カンタス・フリークエントフライヤーのプラチナ会員、ゴールド会員、カンタスクラブ会員とその同伴者1名。また、ワンワールド加盟航空会社便の成田発国際線を利用するワンワールド・エメラルド会員、サファイア会員とその同伴者1名。
▽成田のラウンジ改修はひと段落
今回のQFのラウンジの開設で、成田空港のラウンジの改修、オープンはほぼひと段落を迎える。昨年に第1旅客ターミナル南ウイングの供用開始に伴い、成田空港では航空各社の再配置を実施。各社が第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナルへと配置換えが行われる中で、ラウンジの再配置、オープンなどが実施されている。第2旅客ターミナルでは、アメリカン航空(AA)、キャセイパシフィック航空(CX)が第1から第2旅客ターミナルにラウンジを移転、チャイナエアライン(CI)が新設、日本航空(JL)が改修を終えているほか、第1ターミナルではエールフランス航空(AF)、ノースウエスト航空(NW)がそれぞれ新たにラウンジを拡張、オープンしている。今後の主な改修としては、第1旅客ターミナルの大韓航空(KE)が予定している。