本保総観審、スピード・効率・成果を意識した行政へ−観光庁は総合力を高める

また、閣議決定している観光立国推進基本計画については、数値目標もあるが、「紙に書いたプランをいかに実現していくか。5年間の計画だが、3年で全て手を打たないと間に合わない。気持ちとしては前倒しで実現したい」と意欲を示した。また、基本計画において、各種の数値目標を設定しているが、実施計画を「短期間にまとめるべきではないか」とスピードを意識しつつ、内容としても、中国、韓国からどのくらいの訪問者が見込めるか、日本のどの地域につれて行くのかなどを明確にしながら、地方自治体との協力も前提に、計画を進めていく。
特に観光は「基本は民間、地元がメインのプレイヤーであり、官に頼る構造は良くない」と明言しつつ、「それぞれが責任を果たし、その役割を果たしていく」ことが必要という考えを示した。