日本航空、成田のラウンジをリニューアル−商品競争力の向上を継続して実施

JL代表取締役社長の西松遙氏は新ラウンジについて、「成田空港は日本航空の国際線のメインとなる空港で、日本航空はコードシェアを含めて毎日約100便を運航している。このうち、ラウンジの利用者は毎日約2500名。ラウンジのリニューアルは、現在継続的に実施している航空機の座席や食事の改良とともに、2月に発表した中期計画の中の商品競争力の向上施策の一環」と説明し、「メインとして位置づけられるラウンジができたことで、今後は強力なセールスツールとして活用していく」と語った。また、「シャワー室をファーストに4室、ビジネスに6室設けるなど、ワンワールドへの加盟により今後も増加が見込まれるアライアンス内での乗継客にも、良いサービスを提供していく」とも加えた。

リラクゼーション面ではシャワールームや仮眠室、マッサージチェアに加えて、マッサージ師によるボディーマッサージ、スカルプマッサージ、足つぼマッサージが無料で利用可能だ。ビジネス環境については、ラウンジ全域をカバーする無線LANのほか、ラウンジ各所に有線LANジャックとコンセントを配備。ビジネスコーナーにはファーストクラス2台、ビジネスクラス7台のパソコンを設置し、さらに貸し出し用のパソコンも5台用意している。またサクララウンジにはキッズルームも設置しており、ファーストクラスラウンジの利用者も利用が可能だ。
それぞれのラウンジが対象とする利用者は、ファーストクラスラウンジがファーストクラスの利用者、JALマイレージバンク(JMB)のダイヤモンド会員、JALグローバルクラブ(JGC)のプレミア会員、ワンワールドのエメラルド会員だ。サクララウンジは、エグゼクティブクラスの利用者とJMBサファイア会員、JGC会員、ワンワールドサファイア会員を対象としている。