日旅サービスは13日、同社が経理審査業務を委託しているニュークリエイティブ藤沢事務所が、11日に個人情報を含む書類の一部を紛失したことを発表した。紛失した書類は、氏名、会員番号、有効年月の情報を含むクレジットカードの利用票327件と、氏名、電話番号、年齢、性別の情報を含む契約保養所の申込書2件。

　紛失の状況は、5日に同事務所が日旅サービス五反田営業所から当該紛失物を含む審査用の書類を宅配便で受領し、審査業務を開始。その後一部の書類を紛失し、その中に個人情報を含むものがあることが11日に発覚した。13日時点では発見に至っていないが、業務フロー上社外に流出した可能性は低く、処理済の書類とともに焼却処理された可能性が高いという認識だ。

　該当する顧客には13日から電話で連絡し、事態の説明と謝罪をおこなうとともに、ホームページでも告知している。また、現時点では被害は報告されていないが、今後カード会社などから不審な請求などがあった場合には、カード会社と連携をとりながら責任を持って対応する。

　今後について同社では、「今回の事故を厳粛に受け止め、業務フローを見直し、早期発見のできる仕組みづくりを行います。これまで進めてきた個人情報管理の徹底を、再発防止に向け、全社で再徹底します」と発表している。