ヴァージン・アトランティック航空、成田空港ラウンジをリニューアル

  • 2007年7月17日
 ヴァージン・アトランティック航空(VS)は13日、成田国際空港第1ターミナル北ウィングのラウンジ「クラブハウス」をリニューアルオープンした。VSのラウンジの基本テーマは、その土地のイメージとVSのイメージをミックスすること。VSマーケティング部PRエグゼクティブの富岡弘美氏も、今回のリニューアルについて「東京と日本の象徴的なイメージを取り入れて、なおかつ1つの空間としてヴァージン・アトランティック航空らしさを出せた」と語る。具体的には、空間を区切るパーティションの部分にアニメ調のイラストを描いたことが大きな特徴で、またグラスやビジネスセンターの備品などの小物も、オリジナルあるいは個性的なデザインのものを取り揃え、ポップなイメージが強調されている。

 ラウンジの室内には、70席のソファや椅子を設置。窓を大きく取り、鏡を効果的に使用することで開放感を生み出し、実際よりも広々とした印象を与えている。また、全体的に落ち着いた色合いのレザーやファブリックなどの素材を使用し、ところどころに赤や緑などの色を配することでアクセントとしている。

 ビジネス客には、ビジネスセンターに4台のノートパソコンやプリンタなどを設置しているほか、ソファの肘掛部やテーブルなどの要所要所に、パソコン用の電源とLANジャックを目立たないように設えており、無線LAN環境とともに思い思いの場所で作業できるよう工夫している。食事のメニューについては、従来のオーダーに応じて提供するメニューのほか、時間に余裕のない利用者などに向けてコールドミールも提供していく。

 なおVSでは、2004年にはアッパークラス、2006年にはプレミアム・エコノミーのシートのアップグレードを実施しており、今年予定しているエコノミークラスシートと全体的なアメニティの改良が終われば、機内のアップグレードは一段落するという考え。このため今後は地上のサービスを拡充する計画で、ラウンジのリニューアルもこの一環だ。2005年にリニューアルしたヒースロー空港のラウンジも「非常に好評を得ている」という。