JTB、産学共同のマーケティング事業を開始−自社開発システムを活用

  • 2007年6月20日
 ジェイティービー(JTB)は慶応大学でツーリズムを研究する古谷研究室と連携し、自社開発のプロモーション&マーケティング・ソリューション「J-WINDS」を利用したマーケティング事業を開始した。J-WINDSは、メールアドレス等の個人情報を使用せずにインターネットを介して情報やアンケートを配信できるシステム。JTBでは2005年、IDで会員を認識し、登録内容にあった旅行情報やパンフレットをインターネットで配信するサービス「お届けくん」を立ち上げており、J-WINDはこれを変更したもの。今後は他社、他業種を含めたマーケティングツールとして活用する狙いだ。

 同事業の最初の対象はハウステンボスで、シニア向けの商品開発に向けたマーケティングを実施する。J-WINDSの登録会員約3万人のうち、年齢層や旅行への興味などの項目で抽出した1500名を対象に、ハウステンボスの既存サービスの認知度や世代別のニーズなど関するアンケートを配信した。アンケートの質問設定や結果の解析は古谷研究室が担当し、その結果を元に三者で具体案を協議する。

▽J-WINDS http://bb1.jtb.co.jp/jwinds/