主要旅行会社の総取扱額3.2%増−海外旅行は6.4%増で12ヶ月連続増

  • 2007年6月14日
 主要旅行会社の総取扱額は前年比3.2%増の4977億2454万2000円であった。このうち、海外旅行が6.4%増の2006億6768万9000円、国内旅行が0.8%増の2912億4796万円、外国人旅行は22.3%像の58億889万3000円であった。なお、4月からJTBグループについては、昨年に分社化した13社に加え、JTBで従来は国際旅行部門であったJTBグローバルマーケティング&トラベルを算入した14社となっている。

 海外旅行は12ヶ月連続で前年増を記録。取扱額順ではエイチ・アイ・エスの209億3086万6000円を筆頭に、阪急交通社の206億148万1000円、JTBワールドバケーションズの185億4624万8000円、近畿日本ツーリストの127億9935万2000円、JTB首都圏の122億5472万1000円と続いた。また、伸び率順はJTBグローバルマーケティング&トラベルの679%増(3781万4000円)、JTB法人東京の37.0%増(30億8670万3000円)、i.JTBの36.7%増(4億397万7000円)、ジャルセールス西日本の32.5%増(6億7399万2000円)、ジャルセールスの26.3%増(17億9286万2000円)と、JTBグループとJALグループで占められている。

 動向としては、団体旅行が良く、中国、台湾、香港が総じて好調という。また募集型企画旅行については4.5%増の597億2698万4000円、取扱人員は4.1%減の33万5099人。単純計算では、パッケージツアーに関しては一人当たりの単価が前年比で上昇している。

 なお、外国人旅行の取扱額順はJTBグローバルマーケティング&トラベルが25億6842万7000円、日本旅行が8億7397万4000円、JTB西日本が4億4953万3000円と続いた。国内旅行はジェイティービーが572億9795万8000円を筆頭に、日本旅行の226億3867万円、近畿日本ツーリストの216億9447万円となった。

▽主要旅行会社の取扱額2007年4月分
http://www.travelvision.jp/html/data_files/agent_m0704.xls